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産総研マガジン > Column > ペロブスカイト太陽電池【産総研公式X】
2022/03/09
ペロブスカイト…みなさん聞いたことありました?(2022/03/09プレスリリース)
ゼロエミッション国際共同研究センター有機系太陽電池研究チームの小野澤主任研究員に聞いてみました!
A.鉱物の一種ペロブスカイト = 灰チタン石 と同じ結晶構造「ペロブスカイト構造」をもつ材料で作った太陽電池です。従来のシリコン型太陽電池より低コストで製造でき、曲げに強くフィルム化も可能。いま注目の太陽電池なんですよ!
A.ペロブスカイト太陽電池の実用化にむけたボトルネックが、電池の「ホール輸送層」です。この層に使われる添加剤が電池の耐久性を低下させていました。今回作った材料なら添加剤が不要。初期効率を1000時間維持する耐熱性を持ちながら、発電効率も3割UPします!
【プレスリリース】ペロブスカイト太陽電池の耐久性向上に貢献する新規有機ホール輸送材料の開発に成功~ドーパント不要の有機ホール輸送材料~https://t.co/ST4rtZbXsL pic.twitter.com/Vax6wT7PSU — 産業技術総合研究所(産総研) (@AIST_JP) March 9, 2022
【プレスリリース】ペロブスカイト太陽電池の耐久性向上に貢献する新規有機ホール輸送材料の開発に成功~ドーパント不要の有機ホール輸送材料~https://t.co/ST4rtZbXsL pic.twitter.com/Vax6wT7PSU
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