掲載日:2024年10月28日
2024年10月に開催されたISO TC 229(ナノテクノロジー)総会において、一村 信吾 特別顧問(前ISO TC 229国内審議委員会委員長)のSimon Holland賞の受賞が発表されました。
Simon Holland賞は、2018年に創設された近年のISO TC 229標準化活動へ貢献した個人に対する顕彰であり、日本人では2020年の田中 充氏、2021年の藤本 俊幸氏に続き3人目となります。
受賞理由
一村氏は2005年のTC 229の設立時から活動に参加し、2011年までJWG2のコンビーナを務めました。JWG2ではこの7年間で9以上の国際規格(TS、TR含む)を開発・発行しましたが、これらの活発な活動はJWG2のメンバーから大きな信頼を得た氏の努力とマネジメントによる直接的な成果といえます。
また、2015年から2023年までISO TC 229国内審議委員会を委員長として統括し、日本提案の12の国際規格(TS、TR含む)の開発・発行を推進しました。
さらに日本代表のCAGメンバー(2018年9月~2022年6月、2023年7月~2023年9月)としてTC 229の議長を支え、TC 229の効果的な運営に貢献しました。
その他、2023年5月には仙台にWG会合を招致、国内委員長として主催し、世界の専門家の間での実りある議論を促進するなど、ナノテクノロジーの国際標準化への顕著な業績と貢献はあきらかです。
連絡先
ISO/TC229(ナノテクノロジー)国内審議委員会事務局
〒305-8560 茨城県つくば市梅園1-1-1 中央第1(つくば本部・情報技術共同研究棟8階)
Eメール:hyoujun-nanotech-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)