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材料・化学領域 トピックス
イベント告知、プレスリリースした研究の紹介等のお知らせのため、年3回「Newsletter」を発行しております。
資源循環型社会を目指して
材料・化学領域では、産業の国際競争力強化とグリーン・イノベーション実現のため、競争力の源泉となる材料技術や化学技術の開発を推進します。すなわち、材料技術と化学技術の融合による部素材のバリューチェーン強化の実現を念頭に、機能性化学品の付加価値をより高める技術開発および新素材を実用化するための技術開発を行います。この活動を通じ、資源循環などの社会課題の解決と我が国の素材・化学産業の競争力強化に貢献していきます。
重要戦略詳細
資源循環型社会に向けた資源の高度利用技術とシステム評価技術の開発
資源消費型社会から脱却し資源循環型社会の実現を目指して、機能性材料の開発やリサイクル並びにそれらの生産時に生じる二酸化炭素や窒素酸化物などの再資源化技術とその評価技術の研究開発に取り組みます。
ナノマテリアル技術の開発
革新的機能発現が期待されるグラフェンなどの二次元ナノ材料や、高品位ナノカーボンの部素材化技術などの開発に取り組みます。また、快適で安全な生活空間を創出するため、多様な環境変化に応答するスマクティブ材料*などの開発に取り組みます。
*「刺激多様性・可変アウトプット・学習機能」という特徴を有する新素材について、「スマート + アクティブ」の造語からなる「スマクティブ材料」を提唱しています。
スーパーグロース合成法による単層カーボン
ナノチューブ構造体
スマート化学生産技術の開発
原料多様化の加速と生産効率の向上のため、バイオマスなどの未利用資源から機能性化学品・材料を合成する技術や所望の機能性化学品・材料を必要な量だけ高速で無駄なく合成する触媒・反応システムなどの開発を進めます。また、材料データの利活用を加速して新材料の開発競争力を強化するため、材料診断技術、計算材料設計技術などの開発に取り組みます。
砂から有機ケイ素原料を直製造し、
多様な製品群へ展開する技術開発
革新材料技術の開発
次世代社会の根幹を支える革新材料として、異種材料間の接合及び界面状態並びに材料の微細構造を制御することにより、機能を極限まで高めた材料や軽量で機械的特性に優れたマルチマテリアルなどの開発に取り組みます。
独自開発した回転熱処理炉で作製した
Sm2Fe17N3磁粉のFE-SEM像及び磁粉の外観
材料・化学領域
連絡先:材料・化学領域 研究企画室
メール:mc-liaison-ml*aist.go.jp(*を@に変更して送信下さい。)