表層型MH回収・生産に伴う排土処理技術の開発
1.研究目的
新たな天然ガス資源として期待されているメタンハイドレート(以下、MH)のうち、日本海側の海底面付近に存在が確認されている表層型MHでは、生産技術として有望な技術の抽出を行い、2020年度より掘削・分離・揚収の要素技術開発を進めている。
2024年3月22日には経済産業省より「海洋エネルギー・鉱物資源開発計画(以下、開発計画)」が公表され、表層型MHの「生産技術の開発」に関する取組として、「回収・生産技術の確立に必要な掘削・揚収・分離技術に係る要素技術開発を進める。」との記載が行われている。
海底面付近に賦存する表層型メタンハイドレートの回収・生産技術では、大口径ドリルを用いた掘削方式の検討が進められているが、本掘削方式を適用した場合にはハイドレート・海水・泥などが回収される事になる。そのため、経済性の観点からは泥の排土処理が重要になっており、排土処理の技術開発を進める必要が出てきている。そこで、深海底条件下での排土処理に関して、室内実験及び数値解析の両方での知見を有する外部機関への委託研究を行い、効率的な実施を図るものである。
2.研究概要
本委託研究では、表層型MHの生産技術のうち、大口径ドリル方式によって回収されるハイドレート・海水・泥を分離して、排土処理を行う方法として、ハイドレート機能を用いた排土処理方法を開発するために、排土の物性値計測や数値解析による検討を行うものであり、公募によりその実施者を決定する。
3.応募方法
3-1.応募書類
応募者は本公募要領及び提案書様式に従い応募書類を作成し、公募期間の令和6年7月26日から令和6年8月26日(締め切り日の17時まで)までの間に、下記の提出先まで送付又は提出してください。
【応募に係る提出書類】
(1)提案書
(2)会社等経歴書(大学・研究機関にあっては、会社等経歴書の代わりとして、経歴の記載のあるパンフレット等でも差し支えありません。)
(3)財務諸表(直近の2年度分)
(4)研究経歴書(研究代表者分)
公募要領 【PDF:244KB】
提案書様式【Word:132KB】
3-2.提出方法
電子メールによる提出とする。
3-3.提出先
〒305-8560 茨城県つくば市梅園1-1-1
国立研究開発法人産業技術総合研究所 つくばセンター
企画本部 産学官契約部 公的研究契約一室 委託チーム
E-mail:M-koufu-itaku-ml●aist.go.jp(●を@に変更して送信下さい。)
4.その他
4-1.契約条項
契約条項は原則として変更いたしませんので、受託を希望される方は契約書雛形【PDF:627KB】を熟読したうえで応募してください。
4-2.暴力団排除の取り組み
受託を希望される方は暴力団排除に関する誓約事項【PDF:19KB】を承諾したうえで応募してください。
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