ナノマテリアル試作・評価プラットフォーム（東北センター）

ナノマテリアル試作・評価プラットフォームを活用する特徴的な流れとしては、まず材料物性シミュレーション装置による量子力学計算により合成されるナノ材料の物性を予測し、目的とする特性に適した組成や構造を持ったナノ物質の推定を行います。さらにそれらの物質がどのような化学反応特性やバルク物性を持つかを予測し、合成すべき物質の絞り込みを行います。続いて試作装置群を用いて、原料となるナノ材料を種々の複合材料への転換を行い、さらに評価に供することができる形状へと成形を行います。こうして合成された新材料は最新の分析機器群により詳細な評価が実施されます。顕微鏡による形状観察や元素分布測定、光学特性・熱特性・化学反応特性等広範な物性の調査、さらに膜材料については種々のガス透過率測定等、必要とされる評価をまとめて実施することが可能です。