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産総研:柏センターとは

柏センター外観柏センターは、産総研の新たな研究拠点として、2018年11月1日、翌年4月の本格稼働に先立ち、設立されました。
柏センターは、医療・介護分野などさまざまな個別分野データの①収集・管理、②解析、③2次提供を行うデータ基盤の構築や、AI技術を搭載した機器などの試作・実証・評価環境の整備などを通じ、Society5.0の基盤をなす「人間拡張技術」を中核とした研究を推進します。

また、柏センターに置かれたデザインスクール事業室では、社会イノベーションをけん引する産学の人材を育成する「産総研 デザインスクール」の運営業務を行っています。
現在、昨今の「デザイン思考」の概念を取り入れた、社会イノベーションの実践に関する研究活動・協働プロジェクト活動を実際に行う人材育成プログラムを実施するための、試行事業を行っているところです。

さらに、柏センターには、2018年8月1日より本格運用を開始した大規模AIクラウド計算システム「ABCI」が構築されています。

所長挨拶

柏センター所長 谷口正樹
産業技術総合研究所
柏センター所長
谷口 正樹
 

産業技術総合研究所柏センターでは、人工知能(AI)やセンシング技術を活用し、人に寄り添い人の能力を高める「人間拡張技術」を中核とした研究を行っており、関連する様々な分野の研究者が、分野横断的に取り組んでいます。
また当センターには、AIにおいて重要な学習計算向け計算インフラストラクチュアであるABCIが設置されており、最先端のAI技術の研究開発と社会実装を加速するためのオープンプラットフォームとして、多くの企業、研究機関、大学などで利用されています。

当センターの所在地である、「柏の葉エリア」は、東京大学を始めとした各研究・教育機関が集積しているとともに、エリア全体として「環境共生」「健康長寿」「新産業創造」の3本柱で街づくりを推進する「スマートシティ」への取り組みが行われており、当センターも地域と連携した研究を行っています。
また、技術系人材育成のための「産総研デザインスクール」のカリキュラムの一部も、同エリアを活用して行っています。

技術は社会実装されて初めて役に立ちます。
私たちは人に関わる様々な分野で、社会実装の担い手となる企業のパートナーとして、よりよい未来づくりに貢献していきます。

組織図
2020年10月1日現在

柏センターの組織は、研究開発の中核をなす研究推進組織と、研究開発の運営業務に携わる事業組織から構成されています。

      柏センター所長      
           
                   
                   
 

研究推進組織

 
           

事業組織

 
  • 産学官連携推進室
  • 業務室
 
       

 

施設概要

建物名称 用途 延床面積
社会イノベーション棟(研究棟) 実験、会議・外部連携、事務管理 約6,100平方メートル
AIデータセンター棟(サーバ棟) サーバ(ABCI)設置・運用 約600平方メートル
社会イノベーション棟のイメージ写真
社会イノベーション棟
  AIデータセンター棟イメージ写真
AIデータセンター棟


国立研究開発法人 産業技術総合研究所 柏センター

〒277-0882 千葉県柏市柏の葉6丁目2番3 東京大学柏IIキャンパス
E-mail: kashiwa-cao-ml*aist.go.jp(*を@に変えて送信して下さい)
代表電話:04-7132-8861

 
 
国立研究開発法人産業技術総合研究所