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柏センター ニュース

2021/03/19

【柏センター】ニュースタイルの施設見学を模索中 よりリアルなバーチャル体験

2021年3月12日、柏センターに風変りなお客様が来訪されました。
こちらがそのお客様です。

アバターロボットレッド君


コロナ禍にあっても、人や街を相手に研究を行う産総研柏センターにとって、地域の皆さんとのコミュニケーションを図ることはとても重要です。
柏センターが推進する人間拡張技術は、サイバー空間とフィジカル空間を高度に融合させたシステムによって、社会問題の解決を図るものです。

市民との共創を通じた研究開発に協力していただいている柏の葉市民アドバイザーにご参加いただき、アバターロボットによる遠隔ラボツアーのデモを実施しました。

お客様はアバターロボットとして産総研柏センターを見学します。
ロボットの顔(モニター)の向こうには、オンラインでつながった市民アドバイザーの皆さんが、各々の場所から参加されています。



デモンストレーション

研究紹介のデモンストレーションでは、アバターロボットを介してリアルタイムで質疑応答を行いました。

そして所長室訪問。
普段、なかなか入ることのできない場所ですが、和やかな意見交換の場になりました。


所長室訪問

アバターロボットを活用することで、大人数では入れない場所での見学など可能性が拡がりそうです。

最後はアバターロボットのお客様を囲んで集合写真を撮影。

集合写真

アバターロボットの右隣が廣島洋所長、金澤研究員、吉田研究員、アバターロボットの左が渡辺研究員、そしてバックスクリーンには、小島チーム長と柏の葉市民アドバイザーが写っています。


小島一浩チーム長(共創場デザイン研究チーム)コメント
新型コロナウイルスの影響が長期化する中、地域の人々をはじめ、なかなかセンターに直接足を運んでいただくのが難しい状況ですが、アバターロボットを通じて、少しでも研究所の雰囲気や取り組みを感じていただければと思っています。
今回まず市民アドバイザーの方々と共にアバターロボットに乗り込み、瞬間移動などアバターロボットならではのツアー体験をし、貴重なフィードバックをいただきました。
今回は経験デザインの手法を使ってツアーを作ってみました。
今後さらによい遠隔ラボ体験をデザインしていきます。

人間拡張研究センター
小島 一浩  共創場デザイン研究チーム チーム長
渡辺 健太郎 サービス価値拡張研究チーム 主任研究員
金澤 周介  スマートセンシング研究チーム 研究員 
吉田 泰則  特別研究員








 
国立研究開発法人産業技術総合研究所