柏市の隣、野田市にある東京理科大学創域理工学部早瀬研究室の学生さんが、今年も柏センターにいらっしゃいました。
セルフケア実装研究センターセルフケアデバイス研究チームの平間宏忠さんは、2018年から東京理科大学の学生さんの技術研修受入れを担当しています。
この日は、今年度の研究テーマと、その中で学生がどのような研究に参加できるかの方向性について紹介しました。
さらに、平間さんがこれまでに行ったマイクロ流路を使って新しいデバイスや材料を作る研究や、技術研修に参加した同研究室OBが取り組んだ研究についても紹介。
また、技術研修生は卒業論文、修士論文に取り組むうえで、産総研の施設で実験できること、研究者に相談できることなど、技術研修の魅力を伝えました。
現在、平間さんの所でリサーチアシスタントをしている松尾祐希さん(修士課程 来訪学生たちの先輩)も、自身の取り組んでいる研究テーマ、学会発表した研究について紹介。
学生に同行されていた早瀬教授の前で、成果を発表する機会となりました。
実は平間さんは、産総研のリクルーターも担当しています。
学生に向け、産総研の研究者として働くことの魅力についても紹介しました。
民間での研究活動との違いについて、
・非営利であること
・中長期的な研究ができること
・国家プロジェクトに関われること
・企業や大学との連携ができること
を挙げ、働く場としての産総研の魅力を伝えました。
その後は、平間さんが属する研究グループの研究室を見学して周り、それぞれの装置について、説明をしました。
松尾さんに産総研での研修について話を伺うと、「大学とは違う空気(教育機関と研究所の違い)を感じる」とコメントが返ってきました。
大学には無い装置を使って実験ができることもあり、研究を進めるモチベーションになっているそうです。
帰り際、学生さんがボードに来訪記念のイラストを残していかれたみたいです(笑)
平間宏忠さんコメント
産総研には、多様な専門領域の研究者が集結しており、異分野との思いがけない出会いが生まれる場でもあります。
こうした環境の中で、これまで関わる機会のなかった分野にも関心を広げ、新たな視点や刺激を得てもらえたら幸いです。