柏の葉と近隣地域の皆さんを対象に2025年3月22日(土)、産総研市民アドバイザー主催よる「未来の技術で作ろう!私たちのまちづくり会議」がUDCKにて開催されました。
また、産総研柏センターミニ技術展示会を同時開催しました。
柏の葉の市民共創の取り組み
パネルセッションでは、UDCKの「柏の葉の市民参加型まちづくり」、産総研市民アドバイザーの活動紹介を行いました。
ワークショップセッションでは、「これからも住み続けたい未来の柏の葉」をテーマに、子どもも大人も一緒に、グループワークに取り組みました。
ファシリテーターは、産総研の研究者。
世代を超えた語り場では、どのような未来の街づくりを語り合ったのでしょう。
当日のワークショップの結果は、最終的に生成AIを用いたイラストの形で全員と共有しました。
後日、
みんスタオンラインで公開される予定です。
楽しみですね。
最先端技術を見て、さわって、体験
人間拡張研究センターの研究者が、柏の葉の街で研究紹介を行いました。
「高精度マーカによるリアルとデジタルの融合」をテーマに、研究紹介をする田中秀幸さん(生活機能ロボティクス研究チーム)。
「柏の葉キャンパス駅は6時の方向です」
デバイスを首に掛けてマーカの前に立つと、今の自分の向いている方向に対して、柏の葉キャンパス駅のある方向をアナウンスしてくれます。
これは音によるARナビゲーション技術と言えます。
また、同様の音声AR技術を使ってカエルの歌の輪唱にチャレンジするゲームなど、技術の体験を通して研究の楽しさを発信していました。
「歩き方で年齢がわかる歩行属性判定システム」を紹介していたのは、小林吉之さん(運動機能拡張研究チーム)。
椅子に腰かけたまま、正面のデバイスに映ったアバターと同じ脚の動きをするだけで、その人の転倒リスクを解析します。
歩行計測で転倒リスクを解析する技術を開発していましたが、企業との共同研究を進めるなかで、転びやすい人に歩いてもらってデータを取ることになるという課題が生じ、その解決方法を研究して、この座ったまま解析する技術の開発に至ったそうです。
今後の課題は、転倒リスクが高い人へのフィードバックだと小林さんは話していました。
フレキシブル全個体電池の紹介をしていた鈴木宗泰さん(ウェアラブルデバイス研究チーム)は、「人間拡張に資するウェアラブルデバイス全個体電池」のポスターを示し、なぜ柔らかい電池の開発をするのかについて話をしていました。
折ったり切ったりしても動く電池のデモ映像は、やはり一般の方にも衝撃で、「わ!」と声を発していたお子さんもいました。
研究の魅力を発信するイベントになりました。
主催代表 渡辺健太郎さん(サービス価値拡張研究チーム)コメント
市民アドバイザー活動を開始したのは、2019年の柏センター初の一般公開の時からでした。
あれから6年経ち、人間拡張研究センターも節目の年を迎える今年、このイベントを通じて、あらためて地域の方々との繋がりと地域共創を通じた研究開発の重要性を感じられるイベントとなりました。
本イベントを共催いただいたUDCKの皆様に、この場をお借りして、あらためて御礼申し上げると共に、今後もさらに地域共創の取り組みを推進していきたいと思います。
柏センター 谷口正樹所長コメント
柏センターで行っている研究は、今回のワークショップや展示会でご紹介したような、普段の生活に近くて役に立つものです。
こういうイベントで実際に地域の方々に触れていただくことで、研究を身近に感じていただけると嬉しいですし、同時に研究を進める上での貴重なヒントも皆さまから頂くことができます。
ご参加・ご来場いただきました皆様、ありがとうございました。
取材 産総研柏センター広報