2023/08/24
【柏センター】宮崎県の高校生が柏の葉スマートシティ来訪し産総研を見学
宮崎県立宮崎西高等学校の生徒約50名が2023年8月5日、産総研柏センターを訪れました。
昨年より東京大学特任教授の佐藤宗太先生がコーディネートされている企画で、昨年は柏センターからはオンラインによるバーチャル見学を実施。
今回は、満を持しての来所です。
サイエンスイノベーションの最先端を学ぶことを目的に柏の葉を訪れた生徒さんたちは、午前中は産総研柏センター見学と講義、午後は佐藤先生が所属するFS CREATIONで見学と実習に参加しました。
柏センターでは、持丸正明研究センター長による人間拡張研究の紹介と実験室の見学、谷口正樹所長による産総研の紹介と講義「科学のトリセツ」を行いました。
「人間拡張技術」について、生徒さんたちから、「人間とテクノロジーとを組み合わせ、生身の人間自体の能力を強化することについて話を聞き、とても興味深かった」「これからの未来は人間×AIの時代に突入すると思うので、今回の講話が最先端の未来を見ているみたいでとても面白かった」などの感想がありました。
また、VRやモーションキャプチャーに関心を持つ生徒さんから、「反射マーカーを使った高価なモーションキャプチャーや、僕の知らない筋肉の動きを取得するトラッキングシステムなど、最先端の技術に触れられてとても面白かった」「VRを作った完全フルダイブ型ゲームなどを自分で作ってみたいと思った」など具体的なコメントもみられ、よい刺激になったようです。
「科学のトリセツ」の講義では、「疑似科学の話はユーモラスで印象に残るものばかりだった」「科学の知識は生活をスマートにすることを学んだ」「普段の生活と関連のある科学の話を伺い、ものごとをそのまま信じるのではなく、まず疑って根拠を基に判断することの大切さを学んだ」など、うんうんと頷きながら話を聴いている生徒さんの様子が伺えました。
「柏の葉スマートシティ」について、「複数の企業が集まって未来をより良くしようとしているのは、とてもかっこよく、こういう研究も楽しそうだと感じることができた」「街づくりや街と親密に関わる研究、企業と大学が一緒になって行う研究と興味深い内容だった」「柏の街全体がひとつの研究所のようで、公民学の強固なつながりを実感した」など、柏の葉の街づくりについて理解を深めていただけたようで、有意義な見学会になりました。
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