2023/05/19
産総研・立命館大学シンポジウム「触覚伝達技術(ハプティクス)の新展開」
人の五感の一つである触覚は人の認知・心理に直結する重要なものであるにも関わらず、視覚や聴覚の伝達技術と比較すると触覚伝達技術(ハプティクス)の発達は遅れていました。しかし、昨今の社会状況から、インターネットを活用した遠隔作業、商品売買、体験サービスの利用が急速に浸透したことで、よりリアルに人に感覚を伝えるために触覚伝達技術への関心が急速に高まっています。また、深刻になりつつある人手不足を解消するキーとなるロボティクス分野でも、食品などの様々な柔らかいものをつかむためには、やわらかさ、ざらつきなどの触覚を動作にフィードバックする人の手の感覚を持つロボットハンドの開発が求められています。そのような状況の下、センサ、動作機構などのハードウェア技術、認知心理学など多くの研究が行われております。
本シンポジウムは、触覚・ロボティクスにおける立命館大学と産総研での現在の取り組みを紹介し、今後の展開を議論するとともに、新たな連携につながることを期待いたします。
開催概要
日時 |
2023年6月23日(金)13:30~17:30 |
場所 |
グランフロント大阪 カンファレンスルーム タワーC(RoomC03+04)
大阪市北区大深町3-1 グランフロント大阪 北館8階 (アクセス案内)
※本講演会はオンライン配信は行いません。 |
主催 |
産業技術総合研究所 |
共催 |
立命館大学 |
協賛 |
公益社団法人 応用物理学会関西支部 |
定員 |
80名 |
参加費 |
無料 |
内容 |
【講演プログラム】 敬称略
13:30 開会挨拶 栗山 信宏(産総研 関西センター 所長代理)
毛利 公一(立命館大学 研究部副部長)
13:45 「触的肌理(tactile texture)の知覚的次元」
東山 篤規(立命館大学 OIC総合研究機構 教授)
14:25 「人にせまる触覚センサ技術とその応用」
野間 春生(立命館大学 情報理工学部 情報理工学科 教授)
15:05 「ソフトロボットハンドと食品ハンドリングへの応用」
平井 慎一(立命館大学 理工学部 ロボティクス学科 教授)
15:45 <休憩>
16:05 「触覚を伝え、検出するソフトアクチュエータとソフトセンサの開発と応用」
杉野 卓司 (産総研 ナノ材料研究部門 主任研究員)
16:35 「牽引力錯覚を利用したハプティックインタフェースの開発と視覚障害者支援への応用」
田辺 健(産総研 人間情報インタラクション研究部門 研究員)
17:05 閉会挨拶 赤井 智子(産総研 関西センター 審議役)
17:05〜17:30 展示デモ&意見交換 |
申込
方法 |
下記の申込フォームリンクよりお申し込みください。
申込フォーム |
問合せ |
産総研関西センター 産総研・立命館シンポ事務局 (電話:072-751-9191)
e-mail: M-aistsymp230623-ml@aist.go.jp |
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