所長挨拶
産業技術総合研究所 北海道センター所長
油谷 幸代
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)は、「社会課題の解決と産業競争力の強化への貢献」をミッションに掲げ、日本最大級の公的研究機関として、全国12か所の研究拠点に約2,300名の研究者が8つの研究領域で先駆的な研究開発に取り組んでいます。産総研は2025年度からは第6期中期計画が始まり、研究成果の社会実装を加速し、我が国のイノベーション・エコシステムの中核機関としての役割を強化していきます。
産総研北海道センターは、産総研の北海道拠点として、最先端の研究開発を推進するとともに、地域社会への技術移転や北海道産業界との連携のハブとして活動しています。「バイオものづくり」を看板研究に掲げ、北海道を中心とした地域産業界との連携や政策に対応した研究開発を進めてまいります。
北海道センターには、生命工学領域の「バイオものづくり研究センター」と、エネルギー・環境領域の「エネルギープロセス研究部門」の2つの研究ユニットが設置されています。バイオものづくり研究センターでは、国策であるバイオエコノミー戦略に対応し、微生物や植物を活用した持続可能な生産技術の研究開発の推進によってサーキュラーバイオエコノミーの実現を目指すとともに、北海道の一次産業を支援する農工連携にも取り組んでいます。一方、エネルギープロセス研究部門では、日本近海に豊富に存在するメタンハイドレートのエネルギー資源としての利活用技術を重点的に開発しています。これらの研究を通じて、資源循環、食料、エネルギーなどの社会課題解決に貢献します。
さらに、研究成果の社会実装を加速するため、北海道センターに設置されている2つの研究ユニットと道内外の企業・大学との共同研究を推進し、産総研の技術を産業界へ展開します。道内産業界のニーズには、北海道センターのみならず産総研全体の総合力・技術力を活用し、多角的な支援を提供します。こうした取り組みを通じ、北海道の産業発展に寄与していきます。
2025年4月には札幌市中央区北8条西13丁目「エア・ウォーターの森」2階に「札幌桑園サイト」を開設し、産学官連携拠点として、技術相談などを積極的に推進してまいります。まずは、産総研の活動を知っていただくことが重要です。皆さまからのお問い合わせやご相談を心よりお待ちしております。
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 北海道センター
所長 油谷 幸代