略歴
1989.3 京都工芸繊維大学大学院繊維学研究科蚕糸生物学修了
1989.4 三井石油化学工業株式会社(現、三井化学株式会社)入社
以降、三井化学グループ内で「植物細胞培養技術を用いた機能性成分の生産開発研究、実用化」を中心とした研究開発、マネージメントに携わる.
2001 日本植物細胞分子生物学会(現、日本植物バイオテクノロジー学会)技術賞受賞
「パクリタキセルの生産誘導因子解明と工業的生産技術の開発」
2001-2022 特別講義、セミナー(秋田県立大、京都工芸繊維大、東京理科大など)
主なテーマ:イチイ細胞培養によるタキサン系抗がん剤および中間体の生産法開発
ヤマブドウ培養細胞を用いた機能性化粧品原料の開発、実用化
北海道絶滅危惧植物の細胞培養による機能性化粧品原料の開発、実用化
酵母を用いた耐熱性DNAポリメラーゼ生産開発および細菌迅速検査キットへの応用 ほか
2023.9 北海道三井化学株式会社を定年退職
2024.9 産総研北海道センター入所(招聘研究員)
連携に向けた思い・コメント
培養系の構築や機能性成分の生産法開発を行うだけでなく、コンセプトの立案から外部機関との連携体制構築・推進、知的財産権や製品価格交渉まで数多くの経験をこれまで積み重ねてきました.産総研の高い技術力、ブランド力を使って新たな価値を生み出し、「ものづくり」を形あるものとして世の中に送り出す、その一端を担いたいと考えています.