細胞内膜を持つ原核生物
新しい門に分類される新種の細菌、RT761株を5年の歳月を費やして分離、培養した。この菌株は一般的な原核生物とは異なり、ゲノムDNAが細胞内で「膜」に覆われていた。また、RT761株が最も上位の分類階級にあたる「門」レベルでの新しい細菌種であることを証明した。そこで、この菌株を代表とした新しい門をAtribacterota(アトリバクテロータ)、この菌株を新種Atribacter laminatus(アトリバクター ラミナタス)とする新学名を提案し、国際委員会で正式に認定された。