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健康食品材料「スクアレン」サメの肝臓から発見(1906年)

「クロコザメ」標本写真

1906年、東京工業試験所の辻本満丸博士は、日本近海の深海に生息するクロコザメの肝臓に大量の不飽和炭化水素が含まれていることを発見しました。
後年「スクアレン(squalene)」と名付けたこの物質の研究が、さらに深く進むと、人の皮脂中にも少量ではあるものの同じ物質が含まれることも分かりました。現在は、美容や健康をサポートする成分として、世界中で化粧品や健康維持食品に利用されています。


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2017年3月23日

産総研で保存してきた、辻本満丸博士が残した実験ノートと標本類が、日本化学会による「化学遺産」に認定されました。

「スクアレンを発見した辻本博士の残された資料が化学遺産に認定」
https://www.aist.go.jp/aist_j/news/announce/au20170323.html

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