所長挨拶
九州地域の産業・社会への貢献を目指して
国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)は我が国最大級の公的研究機関であり、地域イノベーションを推進するために全国に12の研究拠点を展開しています。
九州センターは九州・沖縄地域唯一の拠点として、地域連合体の形成、共同研究、人材育成等の活動を通して中堅・中小企業の技術力と競争力の強化支援に努め、この地域の経済発展に貢献します。中堅・中小企業にとって重要な立地自治体等と協調した支援体制がとれるよう、公設試験研究機関や自治体などとの連携も強化します。
九州センターに研究推進組織として配置されているセンシングシステム研究センターでは、センシング技術の開発により社会課題の解決を進めながら、我が国の産業競争力強化に貢献していきます。特にスマート製造センシング技術に注力して製造DXやGXを推進し、半導体関連の研究開発や試作ができる環境整備にも重点的に取り組むことで、九州・沖縄地域が強みとする産業の競争力強化へとつなげます。また、九州センターの産学官連携機能との一体的な運営により、ワンストップでの技術の橋渡し機能を強化していきます。
国立研究開発法人産業技術総合研究所
九州センター 所長
センシングシステム研究センター センター長
博士(工学) 植村 聖