[次第] (敬称略)
事務局連絡(13時30分 ~ 13時35分)
講演1(13時35分 ~ 14時15分)
「DX推進に向けた生産プロセス評価技術の開発」
産業技術総合研究所
センシングシステム研究センター 副研究センター長 田原 竜夫
ものづくりに携わる企業にとって生産効率向上や不良品流出防止は競争優位な生産活動のための重要事項である。最適な生産条件の調整方法や独自の検査技術などが日常の生産において重要な役割を果たすが、生産結果と対応づけることのできるプロセスモニタリングやプロセス評価手法があれば、作業者の技能や検査工程への依存度の小さい生産が可能になる。本講演では半導体製造や機械加工などを対象とした生産プロセス評価技術の研究開発について紹介する。
講演2(14時15分 ~ 14時55分)
「つながる工場モデルラボと作業者支援CPS研究」
産業技術総合研究所
インダストリアルCPS研究センター つながる工場研究チーム 研究チーム長 古川 慈之
本講演では、製造現場のIoT化を推進する研究開発の一つとして、「つながる工場モデルラボ」を紹介します。つながる工場モデルラボは、機械加工工場の模擬環境を中心に、機械の稼働状況と加工状態および人の活動をデータとして収集しています。収集したデータの可視化と分析およびデータを活用した予測等の技術を研究することで、製造現場の作業者を支援するサイバーフィジカルシステム(CPS)の研究を推進しています。
休憩(14時55分 ~ 15時05分)
講演3(15時05分 ~ 15時30分)
「IoTで社内改善を実施、V字回復」
株式会社呉匠 代表取締役社長 角 秀司
株式会社呉匠はコロナにより33%売上ダウンに陥りました。業務改善対策として2年間DXに取り組んだ結果、現在では、全国に営業展開を試み3年目で売上168%のV字回復にまでなりました。本講演では、呉匠が取り組んできた 1)5軸加工のシミュレーション化、2)機械の見える化、3)仕入れから出荷までの工程管理、4)製品毎の損益や売上や受注残の把握等、について技術導入の経緯や成果をご紹介します。
講演4(15時30分 ~ 15時55分)
「IoTを活用したぶっちぎりの超短納期の実現」
株式会社内海機械 代表取締役 内海 和浩
(株)内海機械では、生産性の向上の為に稼働率upを目標に稼働状況のチェックやデータの集計、加工の導線の見直しと様々な取り組みをしています。今回はIoTシステムと、近畿大学と共同研究したAIシステムによる生産性活動の設備と人員配置の最適化ができ、またロス改善の中でも段取りロスが発見でき、課題を見える化できた事について紹介します。
講演5(15時55分 ~ 16時20分)
「VR/AR技術による施設・技能のバーチャル化」
広島県立総合技術研究所 西部工業技術センター
生産技術アカデミー製品設計研究部 主任研究員 佐々木 憲吾
広島県では、デジタル技術を活用し、仕事・暮らしにおいてゆとりを持ちながら個々のニーズに合った最適なライフスタイルを実現できることを目指し、DXの取組を推進しています。本研究では「バーチャル公設試」のキーワードの下、VR技術を用いた施設の案内や機器の紹介が可能な「動的ナビゲーション」の開発、ならびに従来の紙に書かれた資料による作業マニュアルに代わる、AR技術を用いた「動的マニュアル」の開発を行いました。
講演6(16時20分 ~ 16時45分)
「山口県産業技術センターにおける3Dものづくりに関する事例紹介」
山口県産業技術センター
技術支援部 製品技術グループ サブリーダー 永田 正道
山口県産業技術センターでは、県内企業における3Dものづくり技術の向上・支援・導入促進を目的とした「やまぐち3Dものづくり研究会」を、平成26年に立ち上げ、県内企業に対して当該技術を活用した成果の共有や技術移転を行っています。これらの活動により、ものづくり企業のDX推進で重要な3Dデータ活用推進に取り組んできました。本講演では、この研究会を通じて行った当該技術を活用した支援事例等について紹介します。
事務局連絡(16時45分 ~ 16時50分)
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