産総研トップへ

産総研:中国センター CNF人材育成講座(2022年度前期)受講生募集のご案内

NEDOプロジェクトを核とした人材育成,産学連携等の総合展開
セルロースナノファイバー先端開発者養成に係る特別講座

 
 

開催趣旨

 既存の石油由来の素材の代替としてだけではなく、幅広い分野へ活用が期待されるセルロースナノファイバーの社会実装を拡大、促進するための「場」(拠点)を構築し、セルロースナノファイバー新製品開発の技術を支える人材を育成することを目指し、本講座を開設することとなりました。また、拠点を中心として多方面の人材の交流を図る他、サンプルワークや分析、評価の支援、アドバイスを行うなどの取組みを通じ、これまで想定していなかった新しい分野、用途となり得る、多種多様な専門領域においても、当該技術を担う人材が育つという「好循環」を形成することを目指しております。
 本講座では、東京大学・京都大学・京都市産業技術研究所・産業技術総合研究所の各機関で講義および実習を行います。各機関の著名な先生方による講義だけでなく、実習によるCNFへの取り組みを学べる大変有益な機会となっております。「これからCNFを利用した新たな事業をお考えの企業の方」「過去にCNF事業を試みたが中断した企業の方」など、今後、CNF事業の展開をご検討されている多くの企業の方に御参加いただけることを期待しています。

 

開催概要

 
日時 2022年度前期(6月~9月)のうち21日間
東京大学:6月27-30日(期間中に3日間)
産総研中国センター:7月5-7, 13-15, 28-29日, 8月9-10日
京都大学・京都市産技研:9月1-2, 8-9, 15-16, 22日
合同ワークショップ:9月29日(京都大学にて開催)。 
  • 各機関における日程は、上記を予定しております。
  • 新型コロナウイルスの影響、諸事情等により、講座日程に変更が生じる場合もございます。予めご了承ください。
場所 [1] 東京大学大学院 農学生命科学研究科(案内図)
  〔東京都文京区弥生1-1-1〕
[2] 京都大学生存圏研究所(案内図)
  〔京都府宇治市五ヶ庄〕
[3] 京都市産業技術研究所(案内図)
  〔京都府京都市下京区中堂寺粟田町91〕
[4] 産業技術総合研究所 中国センター(案内図)
  〔広島県東広島市鏡山3-11-32〕
実施内容により上記の4機関で実施いたします。
受講料 無料(資料、サンプル、機器使用等)
  • 実施機関により受講期間通しで、数千円程度の人頭経費(各種施設使用等の費用)が発生します。
  • 受講に伴う旅費・宿泊費等は受講者負担です。
  • 保険等は、参加者様ご自身でご負担・ご加入お願いします。
  • リモート参加に際し、ご利用にかかるパケット通信料は、参加者のご負担となります。
定員 20名(各社1名)
お申込み多数の場合は、受講目的、CNF実用化への意気込み、分野の偏りなど、皆様からの申込内容を考慮し実施機関担当者相互協議により受講者を決定させていただきます。ご希望に添えない場合がございますので、予めご了承ください。
受講の可否 実施機関担当者相互協議により受講者に決定した方には、2022年5月19日(木)までにご連絡差し上げます。
注意事項
  • 特定講座のみの受講は、原則認めておりません。
  • 受講者の途中交代は原則認めておりません。1名での受講が困難であることが予想される場合は、事前に事務局にご相談いただき、申込時、「受講目的」にご記入ください。
  • これまでに本講座を受講いただいたことのない企業の方を優先致します。
  • 本講座にお申し込みいただけるのは、企業の方、および、公設試の方、となっております。公設試等の方は、オブザーバー参加とし講義のみのオンライン参加となります。現地での実習参加をご希望の方は、別途ご相談となりますので、申込時「受講目的」にその旨をご記入ください。(公設試の方のご参加は、数名以内に調整させていただきます。)
  • 上記以外の団体に所属の方は、実施機関担当者相互協議によって参加の可否を判断させていただきます。
  • 実習は、原則現地参加となりますが、新型コロナウィルスの状況により、講座がリモートで開催される場合もございます。現地実習を行う機関での受講時においても、リモートか現地参加をお選びいただけます。
  • 新型コロナウィルス禍の状況により、講座がリモートで開催される場合もございます。
    現地実習を行う機関での受講時においても、リモートか現地参加をお選びいただけます。
  • 産総研での実習に際しては、事前に技術研修受入に関わる契約を交わして頂きます。受講者の決定から書類提出までの期間が短くなっております。予め、技術研修のHPから提出書類をご確認ください。
    https://unit.aist.go.jp/colpla/iuao2020/gijutsukenshu.html

ご案内・プログラムはこちらからご覧ください。[ PDF: 269 KB ]
 PDFダウンロード 

 

お申し込み方法

下記の方法にてお申し込みください。申込締切:2022年5月1日(日)
*5月8日(日)まで締切を延長させていただきます。

 

◆WEBからの参加申込み
 下記の申込フォームに必要事項を記入いただき、送信してください。
   ⇒  申込フォーム

※締切日を過ぎましたので、募集を終了いたしました。
 多数の方にお申し込みいただきありがとうございました。

*お申込みが完了いたしますと、申込受理のメールが自動送信されます。必ずご確認ください。

※いただいた個人情報は、今後の「CNF人材育成講座」に関するご連絡等に使用させていただきます。これ以外の用途に用いることはありません。

本件に関するお問合せ先

ご不明な点がございましたら、下記メールアドレスまでお問い合わせください。

 

「CNF 人材育成講座」事務局
(産業技術総合研究所 中国センター)

電子メール:cell-kouza-ml#aist.go.jp(#は@に置き換えてください)

(お問い合わせのメールタイトルには、必ず「CNF講座」と記載してください)

 

▲ ページトップへ

セルロースナノファイバー(CNF)に関する講義と実習(実技実習あり)

(1) TEMPO酸化CNFの製造技術講座
  (担当:東京大学  3日間)

  木材、セルロース、およびCNFに関する基盤的事項について、学術面と応用面について講義。TEMPO酸化CNF作製および応用に関する講義と実習。

講義

  • 植物の階層構造とセルロースミクロフィブリルの構造
  • セルロースミクロフィブリル構造の利用:バクテリアセルロース、叩解パルプからミクロフィブリル化セルロース、ナノセルロースへ
  • ナノセルロース類の特徴と日本国内と世界の動向
  • ナノセルロース類利用における優位性と課題

実習

  • 製紙用パルプのTEMPO酸化反応とCNF製造
  • TEMPO酸化CNFの特性解析とフィルムの調製

(2) CNFの製造技術、特性評価技術講座
  (担当:産業技術総合研究所中国センター  10日間)

 機械処理法によるCNF製造、CNF評価方法の講義と実習。CNF複合材料の製造と評価方法の講義と実習。

講義

  • CNF製造メカニズム、機械的解繊装置の種類と特徴
  • 評価手法[高分解能走査型電子顕微鏡観察、比表面積測定、X線回折測定]
  • 樹脂・ゴム複合化方法、および、分散性や物性評価方法の種類と特徴

実習

  • 機械処理(グラインダー法,高圧ホモジナイザー法)によるCNF製造
  • CNFのナノ形状の観察、比表面積や結晶性等の測定
  • CNF樹脂複合化、プレス・射出成形と、分散性評価や強度測定
  • CNFゴム複合化・加硫成形と、分散性評価や強度測定

(3) 京都プロセス方式によるリグノCNFナノ解繊/樹脂混練同時プロセス技術講座(担当:京都大学、京都市産業技術研究所  7日間)

  京都プロセスの主要プロセスである、パルプ化処理、変性パルプ作製、変性パルプのナノ解繊・樹脂混練同時プロセス、およびリグノCNF複合材料の物性評価に関する講義と実習

講義

  • 京都プロセスに適した原料、パルプ製造法
  • 京都プロセスに適したパルプの変性と変性パルプの特性
  • パルプ直接混練法によるCNF強化樹脂材料の製造、成形と構造解析

実習

  • 蒸解装置を用いたパルプ製造法、パルプの化学分析
  • パルプの変性方法、IRによる変性度の評価、熱重量分析(TGA)による耐熱性評価
  • 押出機を用いたCNF強化樹脂材料の製造と成形
  • CNF強化樹脂材料の構造解析と、強度試験や熱分析による物性評価

(4) 受講者参加の合同ワークショップ[人材交流、技術交流]
      (京都大学にて開催  1日間)

  合同ワークショップでは、企業によるCNF関連製品の紹介、大学等公的機関の研究者の成果・技術紹介、また、受講者による講座全体の振り返りや所属企業においての今後の展開についての意見交換等を行う。
 

▲ ページトップへ

講師紹介

磯貝  明  (東京大学大学院  農学生命科学研究科)

プロフィール

東京大学大学院農学生命科学研究科特別教授。東京大学助手,同助教授,同教授を経て2020年より現職。TEMPO酸化触媒を用いたセルロースナノファイバー製造技術の開発によりMarcus Wallenberg賞,米国化学会Anselme Payen賞,本田賞,藤原賞,日本学士院賞などを受賞。紙パルプ技術協会理事,フィンランド技術研究センター特別諮問委員。2020年よりナノセルロースジャパン副会長。農学博士

矢野  浩之(京都大学生存圏研究所)

プロフィール

京都大学生存圏研究所教授。京都府立大学林学科助手,同講師,京都大学木質科学研究所助教授を経て2004年より現職。セルロースナノファイバー材料の開発によりセルロース学会林治助賞,日本木材学会賞を,パルプ直接混練法“京都プロセス”の開発により本田賞,TAPPIナノテクノロジー部門賞をそれぞれ受賞。磯貝教授と連携してナノセルロースフォーラムの設立初代会長として,運営に貢献。農学博士

仙波  健  (京都市産業技術研究所)

プロフィール

京都市産業技術研究所・高分子系チーム・チームリーダー。1998年京都市工業試験場に入庁。京都市域の企業を中心に複合材料,成形加工技術,樹脂製品,リサイクル,自動車材料などの研究開発に携わっている。2005年頃より矢野教授の指導を受けCNF/プラスチック複合材料の開発を開始し現在に至る。2007年京都工芸繊維大学にてポリマーブレンドの研究で博士(学術)

遠藤  貴士(産業技術総合研究所  中国センター)

プロフィール

産業技術総合研究所機能化学研究部門セルロース材料グループ・研究グループ長。1994年旧通商産業省工業技術院四国工業技術試験所に入所。その後、組織改編をへて現職。微細化技術を中心とした新規セルロース材料の開発を一貫して実施している。これまで、2000年第59回注目発明賞、2001年セルロース学会奨励賞、2014年セルロース学会賞を受賞。セルロース学会理事、ナノファイバー学会理事、木材学会中国四国支部理事。博士(理学)

▲ ページトップへ

産総研での講座風景が年度ごとにご覧いただけます。

2021年度後期 産総研での講座風景

2021年度後期 産総研での講座風景

 産総研での実習は、第1週目のみ現地実習とリモートを併用し講座を開催しました。それ以外の期間は、リモートによる実習となりました。

実習風景

「2021年度後期実習風景(その1)」の写真
「2021年度後期実習風景(その2)」の写真
「2021年度後期実習風景(その3)」の写真
「2021年度後期実習風景(その4)」の写真

 実習は、蜜を避けるため、受講生の人数を3名以下にいたしました。
 来所いただいた受講生全員が装置やサンプルに触れていただけるように複数の実習内容を並行して行いました。
 東京大学・磯貝先生にリモートでご参加、ご協力いただき、TEMPO酸化の実習も行いました。

 
2020年度前期 産総研での講座風景

2020年度前期 産総研での講座風景

  産総研での実習は、現地実習とリモート実習を併用して行いました。

ミニワークショップ

「2020年度前期ミニワークショップ(その1)」の写真
「2020年度前期ミニワークショップ(その2)」の写真

  ミニワークショップでは、外部講師(2名)にご講演いただきました。さらに本講座参加者皆様に「会社紹介・本講座の受講目的・CNFに対する思い」などをご発表いただきました。

講義風景

「2020年度前期講義風景(その1)」の写真
「2020年度前期講義風景(その2)」の写真

  講義は蜜を避けるため、大会議室を使って行いました。

実習風景

「2020年度前期実習風景(その1)」の写真
「2020年度前期実習風景(その2)」の写真
「2020年度前期実習風景(その3)」の写真
「2020年度前期実習風景(その4)」の写真
「2020年度前期実習風景(その5)」の写真
「2020年度前期実習風景(その6)」の写真
「2020年度前期実習風景(その7)」の写真
「2020年度前期実習風景(その8)」の写真

  実習も蜜を避けるため、受講生の人数を3名以下にいたしました。
  来所いただいた受講生全員が装置やサンプルに触れていただけるように複数の実習内容を並行して行いました。

実習中控室

「2020年度前期実習中控室(その1)」の写真
「2020年度前期実習中控室(その2)」の写真

  控室にはモニターを用意し、他の受講生の実習を見学できるように致しました。実習の順番を待つ間に、「予習や復習が出来る」と好評でした。
  また、受講生同士が意見交換などの交流を深めることも出来ました。

 

▲ ページトップへ

受講者からのご意見・ご感想が年度ごとにご覧いただけます。

2021年度後期のご意見・ご感想

NEDO人材育成講座(2021年度後期)を受講して
受講者からの講座全体へのご感想

今期は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、産総研開催第1週目のみ現地開催し、それ以外は全機関ともリモート開催となりました。

  • 未知の分野についての知見を得られた。エンドユーザーに求められるCNFの特性を把握し、開発に取り組みたい。
  • 業界用語に苦労しました。新しく聞く用語が頭になじむまで、時間がかかりました。特性評価においては、分析機器使用時のポイント、注意点が参考になりました。機器販売会社では、教えてくれない内容だと感じました。販売されているCNFをもっと勉強しなければならないと感じています。CNFの仕入れ業者と会話が成り立つレベルになれるように復習していきます。
  • 私は文系に偏って学んできたため化学用語が思い出せず、説明について行くのが難しく感じました。皆様と勉強できたからこそ理解ができ大変感謝しております。
  • 研究に携わった方々のCNFに対する情熱と社会実装に向け大きな期待感を感じる事が出来たとても有意義な講義でした。このような機会を頂き改めてお礼申し上げます。
  • 非常に広範囲に渡りCNFについて勉強する事ができた、設備を検討する上で、やはり現地現物で実習をやりたかった、そこだけが残念です。
  • 東京大学様、産総研広島様、京都市産技研様、京都大学様お忙しいところ非常に丁寧にご講義頂き誠にありがとうございました。
  • CNFに携わる先駆者の方々から直接講義を受けることができ非常に勉強になりました、ありがとうございます。CNFについて弊社内で情報展開し、できることを探していきたいと思います。
  • 拘束時間は大きかったですが、非常に有意義な時間を過ごすことが出来ました。望ましくは、全てのスケジュールが実地で行えていればとコロナ下であった事が悔やまれますが、その中でも準備、運営を進めていただいた全ての関係者に心から感謝申し上げます。
  • 産総研広島の実習がとてもよかったです。実習が可能な状況になったら、再受講したいくらいです。
  • CNFに特化した非常に専門性の高いオールスター講座であった。全体を通して講義と実習(実演)がセットなので、化学が不得手でも視覚的に理解し易かった。化学的知識は必須であるので、基礎的なことから勉強し直す良い機会であった。
  • CNF研究開発を牽引されるトップレベルの著名な先生方から、直接ご指導を受けさせていただき、質問に対しては通常公開しないようなノウハウまでご教示いただきまして、ありがとうございました。自分自身CNFをはじめて扱うのですが、先生方のおかげで、自社オリジナル材料の開発を考えられるレベルまでキャッチアップすることができました。このような機会を設けていただき、感謝いたします。本当にありがとうございました。
  • CNFに関する基礎的な内容から具体的な物性測定方法、応用事例まで幅広い内容を、第一人者の方々から直接ご教授頂ける貴重な機会であった。CNFの可能性と使用の困難さを強く感じた。CNFが有する特性を十二分に引き出すための適切なユーザーへの提案など、商社だからできることを熟考し、日本国内に資源があり、技術的なアドバンテージもあるCNFの拡販のため尽力したい。
  • このような状況で、講師先生の皆様には少しでもわかりやすいようにと工夫頂き、とても感謝しております。しかしながら、やはり、WEBでなく、実際に見学させて頂きたかったと強く感じております。
  • 今回のNEDO講座を通じて、おそらく他で行われているセミナーであまり語られないようなことや疑問に感じなかったことを知る貴重な機会を得られたと思いました。
  • CNFに歴史があることがまず驚いた。最新の研究テーマかと思っていたら20年も研究している。苦労が伺える。科学の転換期に期待している。弊社に勤めているだけではわからなかったものづくりの日本の企業のつながりをみれた気がした。忘れていた化学の奥深さ(材料化学、有機合成化学、分析化学)も思い出して非常に難しいけれどとても楽しく感じた。
  • 第二週目以降はリモート開催でしたが、ライブカメラを通じて装置の説明や強度測定、複合材料などを細かく説明して頂けましたので、現地開催に近い感覚で学ぶことができました。CNF人材育成講座を開催して頂き誠にありがとうございます。
  • 社内でCNFに関する検討を実施し、得られた結果について、多々理解できていなかったことがあり、挫折しておりました。しかし、講義を受けることで、過去の結果に対して納得ができ、改善策を立てれるようになりました。実に有意義な講座を開催して頂き、誠にありがとうございました。
  • 各機関におけるこれまでの取り組みを網羅的に紹介していただき、CNFに携わって日が浅い私にとっては最先端の技術を理解するために大変役に立った。また、参加者の皆様のコメントや質問から気づかされることも多く、講義全体として大変満足に感じている。
 
2021年度前期のご意見・ご感想

NEDO人材育成講座(2021年度前期)を受講して
受講者からの講座全体へのご感想

今期は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、全機関ともリモート開催となりました。

  • 全体を通して質疑応答が活発であり、参考になる意⾒や質問が多かった。CNFに限らず、今後の⾃⾝の研究活動の糧になる知識や⽅法論を学ぶことができた。
  • CNFを研究されている方から直接ご指導いただけたことが本当に勉強になりました。直接お会いできなかったことや実習・実験が自分の手でできなかったのはとても残念でした。しかし、オンラインで実験している様子を間近で見れたことはとてもよかったと思います。配信される方は準備など大変だったと思いますが、ありがとうございました。一緒に勉強した企業のみなさまともお会いできなかったのは残念ですが、今後ともよろしくお願いします。
  • 約⼆⼗⽇間の講義・実習を通してCNFを⼀から丁寧に教えてくださる機会は⾮常に貴重で、有意義でした。CNFの基礎的な知識からプラスチックとの混練、実⽤例などCNFの幅広い知⾒までご教授いただき、漠然ではありますが、CNFを⽤いた製品開発のイメージを持つことが出来た気がします。
  • 実際にその場で⾒聞きしたかったと思っています。匂いや触感なども経験したかったです。いろんな分野の⽅たちが協⼒して技術を発展させていくことが重要であることが全体を通して実感しました。この状況のなか、リモートでわかりやすく説明していただき本当に感謝しております。また、時折関連する⾯⽩い話や、どうやってうまく製品にするかなどCNF以外でも活⽤できるお話を聞くことができとても楽しかったです。
  • この度は、NEDO事業として産業応⽤⽀援を⽬的に、具体的で詳細なノウハウをご提供頂けたことに感謝申し上げます。リモート中⼼の運営となり、講座だけでなく現場からのカメラ中継など、準備にもお⼿間がかかりやりにくかった事とお察し申し上げます。皆様の⼯夫のお陰様で⾮常に分かりやすい構成だったと感じております。改めまして、御礼申し上げます。今回の講座を通じ、産業を担う側として、社会貢献できる企画作りに向けて気合が⼊りました。⽇本が持つ資源の有⽤性を活かすべく、製品企画をどんどん策定してゆきます。
  • これまで表⾯的な情報レベルであった「TEMPO酸化CNF」や「京都プロセス」に関して、知識を整理しながら体系的に学ぶことができました。CNFと⼀⾔にいっても出発材料や製造⼿法によって多種多様であり、ユーザー側としてもCNF製造に関する背景、知識を得られたのは⾮常に⼤きな収穫でした。⽊質由来資源というくくりでCNFは弊社にとって⾝近な材料であるイメージでしたが、⾼いポテンシャルを持った新素材であることを改めて感じました。プラスチックやゴムとの複合化に関しては未知の分野でしたが、CNFと異種材料の複合化に関する知⾒を深めることができ、参考になりました。実際に⼿を動かすことができなかったのは⾮常に残念ですが、映像やリモート実習等講師の⽅々に⼯夫いただき、本やネット、講義では知り得ない知識、体験を得ることができ、⾮常に有意義でした。⻑期に渡るご指導ありがとうございました。
  • 講座に参加するまでほとんど知識のなかったCNFについて作製⽅法や物性、複合化から評価までの流れを⼀通り知ることができたと思います。しかしながら情勢のため仕⽅なかったのですが、できれば現地で実習を⾏いたかったです。
  • ⼀⾔に「CNF」といっても、材料や製法の違いにより多種多様であることが分かり、⽤途によって最適な特性を持つものを選択をする必要があるように感じた。コロナ禍で実際の様⼦を確認できなかったのは残念だったが、動画やライブ配信などの⼯夫を凝らしていただき、リアルな雰囲気を感じつつ学ぶことが出来た。学んだことを活かすよう、社内で情報共有し、これからCNFの検討を進めていきたい。
  • 講座では実験の様⼦も⾒せていただき、セルロースナノファイバーの状態や樹脂混合状態など感覚的にもよく理解することができたと思う。実⽤化のためにはセルロースナノファイバーを供給する側と利⽤する側で協⼒することが重要だと感じた。また、コストが課題の⼀つであることを改めて認識した。
  • 今後CNFを増やしていくには、どうしたらよいか?⼀緒に考えたい。時間の調整が難しいときもあり、⼗分に聞けなかった講義、実習もありましたが、⾮常に有意義な機会をありがとうございました。
  • CNFを最前線で研究している先⽣⽅から、直接、ご指導していただける貴重な機会をいただき、⼤変有意義な講座でした。できれば、各拠点に赴いて、いろいろな機器を動かしながら、現地実習を⾏いたかったです。また、異なる分野の受講者の⽅のお話を聴けて、たくさんの刺激を受けました。今後とも、4拠点の先⽣⽅にはCNFのことで、いろいろとご質問・ご相談をさせていただくかもしれませんが、その際はどうぞよろしくお願いいたします。
  • Webではありましたが、実際に最先端で実際に携わっていらっしゃる先⽣⽅から、講義・実習していただきまして資料だけではわからない、⽣きた感触や⾯⽩みを体感できたこと、聴講⽣との質疑応答などから、広がりのある知識や視点を得ることが出来たと感じています。⾃⾝の今後の活動に参考になると同時に励みとなる講義であったと考えています。
  • 盛り沢⼭で未消化な部分もありますが、事前に疑問に思っていた所では⼤変勉強になりました。ありがとうございます。
  • コロナ禍で伺うことができない中、講座の内容をより良く伝えるために皆様の準備や御対応がどれだけ⼤変であったのか、察するに余りあります。現場からのライブ中継は常に最前列のベストなポジションで拝⾒できたので、むしろ現場で⾒るよりも良かったかもしれません。講師の先⽣⽅やスタッフの皆様のお気持ちをたくさん頂きましたので、これから先は恩返しができるよう、事あるごとにCNFを検討してまいりたいと思います。
  • 講義を通して、教示頂いた内容の10%もモノにできたとは自信をもって言えませんが、お客様からお話を聞かせて頂いたときにCNFに関連付けて考える幅が広がったと自信をもって言えるようになりました。
  • ⼤企業から⼩さな町⼯場までがCNFの実⽤化に向けて⽇々研究を⾏っている →ミロクとして、個⼈として、改めてCNF開発に取り組みたい。
  • CNFの構造から材料⾯以外の点まで多く知ることができ参考になりました。弊社のCNFの取り組みは限られた材料・限られた分野の狭い視点で⾏われていたので、もっと多くのことに取り組みたいと考えています。
  • CNF研究の最前線に⽴っておられる先⽣⽅の講義を受講できたことは貴重な経験であった。新しい研究分野から良い刺激を頂いたと感じている。CNFの特徴を活かした製品開発を通して、社会実装化に少しでも貢献できれば幸いである。また、CNF材料に限らず、今回得た知識は今後のバイオ材料開発に活かせると考えている。講義の中では、CNFの知識や技術の習得だけでなく、企業で研究を経験された講師の⽅の話も伺うことができ、同じ企業研究者として⼤変参考になった。困難な状況の中で、講座の開催に向けて準備を進めて頂いた関係者の皆様に感謝申し上げたい。
 
2020年度後期のご意見・ご感想

NEDO人材育成講座(2020年度後期)を受講して
受講者からの講座全体へのご感想

  今期は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、全機関ともリモート開催となりました。

  • CNFの基礎~応用、取扱い上の細かなコツなど、これまで先生方が培われてきた幅広い知見を学ぶことができました。大変有意義でした。有難うございます。
  • 大変多岐にわたるCNFに関する知識や経験を得る機会を与えていただいたことに感謝申し上げます。文章や講義だけでなく実際に実験を通して、CNFの製造やコンポジットの過程、分析の様子などを体験できたことはとても貴重で、知識の体得と実践への近道だと感じました。また、千変万化の夢の素材と思っていたCNFの難しさと奥深さを知りました。そしてCNFの普及、実用化には産官学の連携が必要だと思いました。今回の貴重な経験を活かし、弊社に出来ることを模索し研鑽して参ります。
  • CNFと産業化に向けた取組みの概要を先端情報を含めて集中的に学ぶことができました。学んだ内容を社内展開し、活かしてまいります高度かつ得難い貴重体験でした。大変ありがとうございました。
  • 今般、NEDO様のご配慮によりCNFのオーソリティーでおられる磯貝先生、遠藤先生、矢野先生、仙波先生の講座を受講出来た事を感謝致します。CNFにつきましてセミナーなどにも積極的に参加して情報収集しているつもりでおりましたが、本講座を受講させて頂きいろいろと勉強になりCNFの知識の幅が増えたと思います。CNFのユーザー情報を取ると混ざらない・性能が出ない・高価との声を聴きます。商社は多種業界にパイプがあります。CNFの知識を持ちユーザーと接触してユーザーニーズに対応出来る展開を図りたいと思っています。今般、各研究機関とのコンタクトをさせて頂きましたので、真剣にCNFに取組んでいるユーザーとの橋渡しを行い、産学連携に貢献出来ればと思います。
  • 各研究機関でCNFの処理の仕方、樹脂との混練方法を学び、様々な表情を持ったCNFを知ることができた。CNFは特異的な機能を保有しており、何が一番いいとは言えない。高いポテンシャルを持った有望な材料を、いかにその性質が良く引き出せるような用途に用いるかが重要であるかを学んだ。一方で、ニーズが多いPPやPEへの複合化には課題が多いことが分かり、これら問題解決の糸口がつかめればCNF分野は飛躍的に発展していくと感じた。また、CNFの繊維径・繊維長の分布を簡単に測定できるような手法があれば今後の研究開発・技術開発につながるのではないかと感じた。
  • 様々な機関の方と先生方の講義を聞くことが出来る貴重な機会を与えていただき、ありがとうございます。また、コロナの影響がある中でリモートという形でも開催していただき、ありがとうございました。
  • 佐野先生もおっしゃっていたが百聞は一見に如かずで、実際に手を動かせなかったのが残念だった。
    一口に CNF といっても製造方法により構造も違い、何をどう使うかが重要と感じた。長期にわたる講義、まことにありがとうございました。
  • CNFというよりセルロースの世界が奥深い事が分かりました。先生方のCNF利活用への熱意が伝わってきました。
  • 今回の講義をきっかけにして、CNF技術者として次の一歩を踏み出していけそうです。受講者の方々とはより親しくなりたかったです。ぜひぜひ今後ともよろしくお願いいたします。
  • WEB上でも実際に操作の様子が見られるのは非常に良かったです。実際に現地へ行けるとなおよかったと思います。
  • 仕方のないことですが、実習ができなかったのは非常に残念です。その分講師の方々が、わかりやすく技術を伝えようと非常に苦労されていたことは、画面を通してよく伝わってきました。長期間大変ありがとうございました。また、単にCNFを混ぜていただけではわからなかった事にも多数気づくことができました。そこからいくつかアイデアを生み出すこともできましたので、これから試してみたいと思います。
  • 長期にわたるご講義、誠にありがとうございました。どの情報も我々に非常に有用で、拝聴するだけでも研究が大きく進んだと感じております。化工機器メーカーとして、CNF素材の提供側と使用者側と両方を繋げられる商品、サービスを展開できればと考えています。今回ご講義頂きました皆様、共に受講しました皆様とは、今後時機を見てご挨拶できればと考えています。是非何かしら一緒にできればと考えておりますので、今後とも宜しくお願い致します。
  • 当講座へ参加させて頂いたことで、今まで疑問にも思わなかったことが知識になったり、自分が当たり前のように考えていたことを疑うきっかけになったりとCNFに関わる上で糧になりました。長期間にわたるご指導ありがとうございました。
  • 中身が充実していて、大変勉強になった。コロナの関係もあったが、実習が出来れば更に充実感や、聞いてみたい所等がその場で聞けたのではと残念に感じている。資料の沢山いただいて、今後の参考となりました。勉強することが今後ますます多くなります。
  • CNFの基礎から応用、また樹脂とゴム分野、さらに様々な分析、試験、それら前処理方法などの本やネットの情報以上の知識を得たことで、課題を十分に抽出することができました。また、受講中の質疑応答では、参加した方々の様々な観点の意見は非常に勉強になり、良い刺激になりました。モチベーションが上がったきっかけにもなって、参加できたことにとても感謝しています。
  • 全体として時間をじっくりかけて学ぶことができ、また講師の先生に普段は聞けないような質問をさせていただくことで、CNFに関連する知見を蓄積できたと感じております。これからCNFを実際に使用する際に、どの部材に使用するのが適切であるのか、うまくいかなかった時、いかに間違いに早く気づき、対応策をとっていくか、本講座で学んだ知見とネットワークを活かしていきたいと存じます。
  • 最高峰の先生方の講義が聞けたことは大変勉強になり今後のCNF実用化も現実の物になると感じております。心残りがあるとするならば実際に自分の手で機械を動かしCNFを見て触りたかった事ぐらいです。
  • CNF単体から複合体まで幅広く学べて充実した講座でした。貴重なお時間ありがとうございました。
 
2020年度前期のご意見・ご感想

NEDO人材育成講座(2020年度前期)を受講して
受講者からの各機関へのご意見・ご感想

a)東京大学

  • 特に消臭機能を高めた紙製品に興味を持ちました
  • TENPO酸化処理CNFは直接扱ったことがなかったため、①化学処理を施したCNFであり、②その透明性の高さから精密機器の液晶画面としての用途が期待されているといった程度の情報しか得ていなかった。この講義を受け、TENPO触媒酸化処理のプロセスやその処理によって得られるCNFの特性を学んだ。そして、他の企業による化学処理CNFの作製や用途展開等の情報が、当社の今後のアプローチを検討するきっかけになった。
  • CNFの種類、基礎や概要。初めて聞く内容ばかりでした。
  • 官能基バランスが生成物に与える影響及びその制御に関してさらに学んで、製品開発に活かしたいと思いました。
  • CNFにどのような表面改質をすると、どのような機能を付与できるのか、原理から理解を深められた
  • CNFの性質、特性また技術動向について最新の情報を得ることができました。現段階で分かっていないこと、問題点がたくさんあることが再確認でき、CNFの用途開発に向けて弊社での方向性を決定するのに役立つ内容でした。
  • TEMPO触媒によるナノ化を中心に、各サプライヤーのCNF製造方法について体系的に学べた。また製造方法毎の、CNFの特徴・適した用途についても整理できた。
  • 磯貝先生のCNFは環境に優しい素材であり、製造段階で環境に優しくない化学物質やプロセスに対しての厳しいコメントが印象的でした。水中濃度で0.4%でもゲル化して取り扱いが難しい点、ナノ複合化において凝集させない技術が重要と認識しました。

b)産総研中国センター

  • 木粉や竹粉からのCNF化に興味をもちました/複数の試験を総合的に見ていくことの重要性を認識した
  • 使用するCNFは木材に含まれるリグニンを除去していないという部分は、化学パルプから作製したCNFを扱ってきた当社としては意外に感じた。CNFを状態・構造・効果の3点から試験・評価する所は、今後当社がCNFの用途展開を進めていく上でも参考にしたい。
  • 産総研での1番の印象はやはり機械操作。スギノマシン様、増幸産業様の機械やその他CNFを扱う為の設備の現地参加メンバーだけの操作などすごく興味がある状態です。コロナの影響が無ければ早く見に行きたい、そんな講義でした。
  • ナタデココやヨウ素デンプン反応の話、又CNF-天然ゴム複合化の実技など感動しました。機械操作や体験が多く、オンラインではなかなかわかりづらそうな内容でしたが、2回ずつ見れた事や今回参加のメンバーの半分以上が現地で体験している姿を見て、捜査している状態~出来上がりまでの過程をVRな雰囲気で体験出来たように思います。
  • 無水マレイン酸を使用した変性は講義で初めて知りました。木質成分と無水マレイン酸を混ぜて無溶剤で加熱処理するというシンプルな工程で幅3nmのナノフィブリル化が達成できることに驚きました。また、少量の水分の存在がナノ化を促進することも知りました。原料をキチンにすれば少しアミノ基あるので反応条件を緩めることができるかも、とも思いました。
  • 分析手法は特に、実際に操作してみないとわからない細かいノウハウを学んだ。原材料の種類とそこから得られるCNF、さらにその構造の特徴からどのような応用に向いているか、これからの参考になるヒントが得られた
  • 実習経験しての操作感を体験できた
  • CNFを実際に触ることにより何となくでしかなかった開発に向けてのイメージが明確になることが多々、ありました。新素材であるCNFを配合した際の製品評価に活用できそうな分析手法についての情報を得られたので今後、活用したいと考えています。
  • CNFの製造方法や、物性評価方法を実際に動画で見る事によって、イメージが沸き、理解が深まった。また樹脂、ゴムへCNF添加する際のメカニズムが理解できた。部分ナノ化したセルロースがゴムや、PP補強に効果的だという説明があり、高濃度添加による環境面のアピールにもつながる可能性を感じ、興味深い内容だった。
  • 実際にパルプやCNFを触ったり、解繊装置や分析設備を操作したりした点で、講義で習ったことを実感できました。

c)京都市産技研

  • 京都市産技研の方ではセルロースそのものに化学変性を行い、プラスチック等の樹脂に複合化させていく技術を学んだ。その中で、ただCNFに化学変性を行い樹脂と組み合わせることで強度や弾性率等の特性が向上するという訳ではなく、変性後も樹脂中に均一に分散させる必要がある等、別の課題が残るという事は記憶しておかなければならないと感じた。
  • 電子顕微鏡が今まで見た中で群を抜いて凄かったのが一番印象的。(購入したくなる顕微鏡でした)
  • ミルフィーユ構造などこの講義を聞いていないと知らない事でした。
  • 強化プラスチックの複合化については未知の分野でしたが、動画を交えた説明だったこともあり手法については理解が深まりました。
  • 各種成形方法のメカニズムや、実際の操作を動画で見る事ができ理解できた。またCNF/PPの相溶に関して、膨潤材や、多段階混練、解繊促進材などを使用して、CNFを分散させていくメカニズムが理解できた。
  • 材料処方に関して、そのコンセプトを学ぶことが出来、それぞれの成分の物性への影響を把握できたことが良かったと思います。また、成形品の剛性と耐熱性が非常に向上していると思いました。

d)京都大学

  • 当社自体がCNFを独自に作製しているということもあり、CNF複合化樹脂の作製は、一度パルプをナノ解繊してCNFにした上で、疎水化・脱水・樹脂と複合の順で行う事一択だと考えていた。しかし、京都プロセスの方法を知ることで、既に決まっている内容の中で考えるだけでなく、全体像を客観的に見ることで、改善点を探ったり新しいアプローチをかけたりする事も重要だと改めて学習した。
  • 矢野先生の講義は楽しみでした。製紙会社としてはとてもわかりやすい講義で、個人的には水分率測定器はすぐにでも購入したいと思う設備です。又、動画や写真も多くてわかりやすい内容でした。パルプ中心に話を展開して頂いていたので、(弊社では出来ない事だらけですが)NBKP・NUKPの違う一面を見れたような講義でした。他にもカナディアンフリーネステスターなど馴染みのあるものばかりで、すごく良かったです。又普段の仕事に於いて他企業様とコラボする際のヒントとして、今回の受講は参加して良かったです。ビーグルは必ず見に行きたいと思います。
  • セルロースの解繊には順序があり、まず弱い結合(水素結合)、その後強い結合(疎水性、Van der Waals力)と学びました。もしこの結合エネルギー差をうまく利用してラメラで水素結合を再形成させることできれば(強い水素結合)、疎水面の多いCNFができたりしないかな、とか思いました。
  • 全体を通して、ここでしか聴くことができないCNFに関するお話や、資料には載っていないが実際に操作するときには非常に重要な“ノウハウ”を学ぶことができたと感じている
  • 視覚的に示すことの重要性を改めて感じました。手法を習得するには知見がかなり必要だと思いましたのでこれは今後の課題です。
  • 前処理としてアセチル化処理による、疎水性、耐熱性の付与し、樹脂との混練・パルプ繊維の解繊が同時に行われる点が樹脂混練に特化した京都プロセスの製造方法について理解が深まった。CNF配合により、ベースPPの衝撃強度が大幅に落ちる点に驚いた。CNFの特性を活かせる自動車部品への展開が必要だと感じた。
  • 京都プロセスについて手法は理解できました。最初から小さくではなく工程で小さくは効率的で面白いと感じました。CNF実用化に向け参考にできる部分があるように思います。構造観察の講義では結果を視覚的に示すことの重要性を改めて感じました。手法を習得するには知見がかなり必要だと思いましたのでこれは今後の課題です。
  • 押出機で解繊し、かつ混合する方法が非常に印象的でした。現状、耐衝撃性の向上、コストダウンが課題であることが分かりました。
  • 単純に分散性(相溶性)が良化=強度が上がるではない、様々な因子が存在することを理解した
  • 観察方法、装置の詳細は今後の検討に非常に役立つ情報結晶状態や解繊樹脂によるCNF引き延ばし効果等、新たな知識が得られた。
 

▲ ページトップへ

国立研究開発法人産業技術総合研究所