開催趣旨
産総研中国センターは、マテリアル開発等に必要なプロセスデータの取得、技術シーズ・ニーズへの対応や人材育成に関わる機能を総合的に提供するマテリアル・プロセスイノベーションプラットフォーム(MPIP)の一拠点(有機・バイオ材料拠点)として整備され、当該材料に関わる事業への多面的な支援を開始しています。MPIP “有機・バイオ材料拠点” セミナーは、本拠点発の情報発信・技術人材育成の一環として開催し、大学や企業等から講師をお招きしてモノづくりに関する多様な内容について話題提供をいただきます。
今回は、「現代の錬金術師」の異名を持つ京都大学 北川 宏 教授をお招きし、安価な金属類からこれまでに無い高機能な触媒活性を有する合金を製造する技術やその機能を活用したグリーントランスフォーメーション(GX)への展開などについて分かりやすくご紹介いただきます。触媒や合金の合成にご興味のある方々のご参加をお待ちしています。
日時 |
2023(令和5)年1月16日 月曜日 15時00分 〜 16時00分 |
講師 |
京都大学 大学院理学研究科 化学専攻
北川 宏 教授 |
定員 |
100名(先着順) |
参加費 |
無料 |
開催形式 |
オンライン開催(Zoomを使用) |
ご案内・プログラムはこちらからご覧ください。[ PDF: 876 KB ]
お申し込み方法
下記の方法にてお申し込みください。申込締切:2023(令和5)年1月12日 木曜日
◆WEBからの参加申込み
下記の申込フォームに必要事項を記入いただき、送信してください。
⇒ 申込フォーム
※ご記入いただいた個人情報は、当セミナー参加者へのご連絡及び情報配信等(希望者のみ)のご案内のために使用いたします。
また、講演中は録画をいたします。予めご了承ください。
本件に関するお問合せ先
産業技術総合研究所中国センター 担当:井上、宮瀧、柳下
広島県東広島市鏡山3-11-32
電子メール:M-c-seminar-ml#aist.go.jp(#を@に変更して送信下さい)
次第
「現代の錬金術:多元素ナノ合金の開発とGXへの応用展開」
固溶型合金は電子状態の連続制御が可能であるが二元系合金の3割弱であり、7割強は分離型合金である。あらゆる元素を自在に原子混合して操る技術を達成できれば、任意の元素の性能を他の元素の組み合わせで凌駕することが可能となる。独自に開発した連続フロー型ソルボサーマル非平衡ナノ合金プロセスにより、任意の元素を任意の割合で混ぜる多元素ナノ合金の開発が実現化されようとしている。材料創製インフォマティクスとハイスループットスクリーニングにより、未踏探索空間における革新的物質の開発とGX戦略への応用展開について紹介する。