趣旨
国立研究開発法人産業技術総合研究所(産総研)中国センターは、看板研究の一つとして「材料診断技術」を推進しています。その一環として分析機器等の整備を進める一方で、分析マニュアルや機器データベース等の充実を目指しています。今回、本研究の取り組みを中国地域企業様や公的機関様へ周知、展開したいと考え、有機材料分析の講座を企画いたしました。
講座は登録制の動画配信で行い、機能化学研究部門の材料診断プラットフォームが保有する技術を概説するとともに、機器の操作・データ処理・材料診断を含めた一連の分析手順を紹介いたします。
開催概要
日時 |
2021年3月22日(月)~3月26日(金)
オンデマンドによる動画配信 |
開催形式 |
外部サイトYouTube(産総研広報チャンネル(公式))を利用
(YouTubeの利用規約をご確認ください) |
主催 |
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 中国センター、機能化学研究部門 |
登録期間 |
2021年3月8日(月)~3月24日(水)(登録無料) |
ご案内・プログラムはこちらからご覧ください。[ PDF: 187 KB ]
お申し込み方法
下記の方法にてお申込みください。
◆WEBからの参加申込み
下記の申込フォームに必要事項を記入いただき、送信してください。
⇒ 申込フォーム
登録された方に、動画視聴のための専用ページURLとログインパスワードをメールでお知らせいたします。
※受領した個人情報は本セミナー参加者への連絡・情報提供のご案内のみに使用いたします。
※締切日を過ぎましたので、募集を終了いたしました。
多数の方にお申し込みいただきありがとうございました。
注意事項
- 参加費は無料ですが、ご利用にかかるパケット通信料は、参加者様のご負担となります。
- 配信期間中にシステム障害が発生した場合、イベントを中断・延期させていただく場合もございます。
- 本動画の撮影、録画、録音、映像を無断で複製及び使用することは固く禁止しております。
本件に関するお問い合わせ先
産業技術総合研究所 中国センター 担当:榊
広島県東広島市鏡山3-11-32
電話:082-420-8245
電子メール:c-renkei_seminar-ml#aist.go.jp(#は@に置き換えてください)
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講座内容
講座1
「材料診断プラットフォームの取り組み」
機能化学研究部門 有機材料診断グループ長 青柳 将
【要旨】
プラスチック・樹脂やゴムなどの化学材料の機能、強度、耐久性向上や不具合への対処には、材料の化学構造情報を把握し、それらの相関やメカニズムを理解することが重要です。その実現に向けて私共が取り組んでいる「材料診断」について、本講演でご紹介します。
講座2
「MALDI-TOF MSとKMDプロット解析を利用したポリマー構造解析・劣化解析」
機能化学研究部門 有機材料診断グループ 伊藤 祥太郎
【要旨】
ソフトイオン化法を備えた高分解能質量分析装置(MALDI-TOF MS)を使用すると、ポリマーの化学構造情報(モノマー構造、末端基、共重合体組成など)が得られます。本講座では、組成ごとにマッピングが可能なKendrick Mass Defect(KMD)プロット解析法を使用した、界面活性剤の構造解析、劣化解析事例をご紹介します。
講座3
「熱分解GC-TOF MSを利用した材料評価」
機能化学研究部門 有機材料診断グループ 花岡 寿明
【要旨】
複雑な前処理を必要とせず、サンプルを熱分解し得られた生成物から、サンプルの構造だけでなく、少量の含有物を同定することができます。本講座では、サンプルの熱分解から、含有物同定に至るデータ解析法を、動画を用いて説明します。
講座4
「顕微赤外分光イメージングによる化学構造の可視化」
機能化学研究部門 化学材料評価グループ 新澤 英之
機能化学研究部門 高分子化学グループ 渡邉 亮太
【要旨】
顕微赤外分光イメージングにより、高分子材料の「劣化による構造変化」や「複合材料の界面構造」等を分子スケールで分析が可能です。本講座では、適用事例を交えて、分析・解析方法についてご説明致します。
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