開催趣旨
国立研究開発法人 産業技術総合研究所(産総研)中国センターは、産総研の研究活動や開発技術をご紹介するとともに、中国地域の企業の皆様と産総研の技術的・人的ネットワークを図ることを目的としてセミナーを開催しています。今回のセミナーは、島根県産業技術センターの企画のもと、産総研と島根県産業技術センターの研究開発事例についてご紹介いたします。
なお当日は、新型コロナウイルス感染防止の観点からオンライン開催といたします。多数の皆様のご参加をお待ちしております。
開催概要
日時 |
令和3年1月22日(金)13:30~16:55 |
開催形式 |
オンライン開催(Microsoft Teamsを使用)
〔参加申し込み受付後、参加案内を配信いたします。〕 |
主催 |
国立研究開発法人 産業技術総合研究所中国センター
島根県産業技術センター |
後援 |
中国経済産業局、(公財)中国地域創造研究センター、
(一社)中国地域ニュービジネス協議会、(独)中小企業基盤整備機構中国本部 |
定員 |
100名(先着順、参加費無料) |
ご案内・プログラムはこちらからご覧ください。[PDF:246KB]
お申し込み方法
下記の方法にてお申込みください。
締切:令和3年1月15日(金)*
*お申し込み期限を過ぎましたが、1月19日(火)17:00まで締切を延長させていただきます。
◆WEBからの参加申込み
下記の申込フォームに必要事項を記入いただき、送信してください。
⇒ 申込フォーム
※受領した個人情報は本セミナー参加者への連絡・情報提供のご案内のために使用いたします。
備考
- 本セミナーは産総研中国センターおよび島根県産業技術センターの共同主催セミナーです。
参加申込み情報は両機関で共有しますのでご了承ください。
- 開催形式の都合上、参加人数に上限があります。このため、同一団体から複数参加者のお申し込みがあった場合、参加人数を調整させていただくことがありますのでご了承ください。
- オンライン視聴に必要なリンク情報は、本人のみの使用とし第三者への開示を禁止します。
- 講演内容の動画・音声の録画・録音を禁止します。
本件に関するお問合せ先
産業技術総合研究所 中国センター 担当:塩村、井上、山崎
広島県東広島市鏡山3-11-32
電話:082-420-8245
電子メール:c-renkei_seminar-ml#aist.go.jp(#は@に置き換えてください)
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[次第] (氏名敬称略)
開会挨拶(13:30~13:35)
産総研 中国センター 所長 田澤 真人
講演1(13:35~14:20)
「ドローンで出来る環境測定」
産総研 省エネルギー研究部門 流体制御グループ 主任研究員 阿部 裕幸
講演2(14:20~15:05)
「表面化学修飾ナノコーティング技術による表面・界面機能制御」
産総研 先進コーティング技術研究センター 光反応コーティング研究チーム
チーム長 中村 挙子
休憩(15:05~15:15)
講演3(15:15~16:00)
「新産業創出に向けたプラズマプロセスの新しい挑戦」
産総研 電子光基礎技術研究部門 先進プラズマプロセスグループ
主任研究員 キム ジェホー(金 載浩)
講演4(16:00~16:25)
「高周波プラズマ技術を利用した機能性材料開発」
島根県産業技術センター シミュレーション・可視化技術応用プロジェクトチーム
主任研究員 道垣内 将司
講演5(16:25~16:50)
「風力発電機への直撃雷によるブレード破損対策」
島根県産業技術センター 無機材料技術科 専門研究員 上野 敏之
閉会挨拶(16:50~16:55)
島根県産業技術センター 所長 馬庭 正人
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講演概要
講演1「ドローンで出来る環境測定」
産総研 省エネルギー研究部門 流体制御グループ 主任研究員 阿部 裕幸
環境測定を行う手法の一つとして機動性の高いドローンを利用することが考えられます。本講演では、マルチコプター型ドローンを用いた場合のシステム、劣悪環境下での空力性能、計測例、関連する研究などをわかりやすく説明します。
講演2「表面化学修飾ナノコーティング技術による表面・界面機能制御」
産総研 先進コーティング技術研究センター 光反応コーティング研究チーム
チーム長 中村 挙子
産総研先進コーティング技術研究センターは、常温コーティングプロセスの新規技術開発を進めています。本講演では、主に紫外光反応による温和で簡便な表面化学修飾ナノコーティング技術を利用した材料表面への各種官能基修飾、また表面高機能化および界面機能制御への展開について紹介します。
講演3「新産業創出に向けたプラズマプロセスの新しい挑戦」
産総研 電子光基礎技術研究部門 先進プラズマプロセスグループ
主任研究員 キム ジェホー(金 載浩)
産総研では、世界に先駆けて材料プロセスにおける限界を解決するため、独創的マイクロ波放電技術を開発し、高スループット及び高圧・低温材料プラズマプロセス技術を実現しました。最近は、新応用分野の創出に取り組んでいます。
講演4「高周波プラズマ技術を利用した機能性材料開発」
島根県産業技術センター シミュレーション・可視化技術応用プロジェクトチーム
主任研究員 道垣内 将司
島根県では、数千℃から数万℃と言われる高周波プラズマ流を利用した機能性材料開発に取り組んでいます。本報告では、高密度セラミックス皮膜やナノ粒子合成の事例紹介、および開放機器としてもご利用いただける小型実験装置のご案内をいたします。
講演5「風力発電機への直撃雷によるブレード破損対策」
島根県産業技術センター 無機材料技術科 専門研究員 上野 敏之
風力発電機への落雷による破損は、破片の散乱による周辺施設や人への被害リスクがあるだけでなく、長期停止によって風力発電の事業性を悪化させています。日本においては落雷が風車事故原因の約2割を占めており、その対策は大きな課題となっています。島根県産業技術センターでは松江工業高等専門学校、そして県内企業の㈱守谷刃物研究所とともに風車への雷被害を抑える技術の開発を行っています。
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