カゴメ株式会社【代表取締役社長 寺田 直行】(以下「カゴメ」という)と、国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)は、包括的共同研究※1の成果として、産総研のAI(人工知能)アルゴリズム※2を活用したトマト加工品の異物・トマトの皮・ヘタの跡・変色部を高精度で検出する技術の開発に成功しました。今後は(2020年までに)生産工場での実用化を目指します。
本技術に対する性能評価として、検出対象とする異物・トマトの皮・ヘタの跡・変色部が含まれている500枚のサンプル画像に対して、これらの検出対象物を特定する実験を行いました。その結果、見落としなく全ての検出対象物を検出できた一方、ヘタの跡を変色部と誤認したのは一例にとどまりました(参考:検出結果例)。
今回共同開発した技術と合わせ、産総研との包括的共同研究を推進し、野菜原料の品質保証力強化、野菜のおいしさ研究を進め、「野菜の会社」カゴメとして、野菜摂取量の向上、生産性の向上、人手不足への対応などの社会課題の解決に貢献して参ります。