平成22年10月18日に都市センターホテルにて開催されました「標準化と品質管理全国大会2010」におきまして工業標準化事業表彰式が行われ、「平成22年度国際標準化貢献者表彰(産業技術環境局長表彰)」を阿部 修治(評価部 首席評価役)、後藤 新一(新燃料自動車技術研究センター 研究センター長)、関 喜一(ヒューマンライフテクノロジー研究部門 主任研究員)、高辻 利之(計測標準研究部門 副研究部門長)および松原 一郎(先進製造プロセス研究部門 研究グループ長)が受賞しました。
受賞者及び受賞理由
・ 阿部 修治(評価部 首席評価役)
[受賞理由]
ISO/TS8004-3(ナノテクノロジー-用語-第3部:炭素ナノ物体)のプロジェクトリーダを努め、我が国が国際競争力を持つ炭素ナノ物体に関する国際規格発行に尽力。また、ISO/TC229及びIEC/TC113のジョイントWG(用語・命名法)にて国内審議委員会の主査、ISO/TS27687の翻訳JISの原案作成委員長を務め、用語統一に貢献。
・ 後藤 新一(新燃料自動車技術研究センター 研究センター長)
[受賞理由]
ISO/TC28/SC5(石油製品及び潤滑油/軽質炭化水素流体及び非石油由来液化ガス燃料の測定)の国際議長を努め、軽質炭化水素流体などの国際規格開発に貢献。また、ISO/TC28/SC7の国内審議委員、2009年の国際会議の日本団長、JISK2390の原案作成委員会の幹事を務め、JISの制定に尽力。
・ 関 喜一(ヒューマンライフテクノロジー研究部門 主任研究員)
[受賞理由]
JTC1/SC 35/WG 6(ユーザインタフェースアクセシビリティ)の プロジェクトエディタとしてとりまとめに尽力し、日本が提案したISO/IEC24786(アクセシビリティ設定)の国際規格化実現に貢献。OWG-VCコンビーナ、SC35/WG5プロジェクトエディタ。アクセシビリティの向上・国際標準化を通じ、広く産業全般の発展に寄与。
・ 高辻 利之(計測標準研究部門 副研究部門長)
[受賞理由]
ISO/TC213(製品の寸法・形状の仕様及び評価)の日本代表として国際規格の開発に尽力。同TCのプロジェクトリーダ、ISO/TC60/WG2(歯車)の日本代表、JIS原案策定委員会の幹事及び委員長を務め、ISOやJISの規格策定に貢献。日米エネルギー環境技術研究・標準化協力の日本側窓口。
・ 松原 一郎(先進製造プロセス研究部門 研究グループ長)
[受賞理由]
ISO/TC197/WG13(水素技術/水素検知器)のコンビーナを努め、水素検知器のドラフト案の作成・提案に尽力。また、VOC検知器の試験方法の国際提案に尽力し、ISO/TC146/WG16(大気の質)のコンビーナ。