太陽光発電研究センター化合物薄膜チームは、日本産業デザイン振興会から「2010年度グッドデザイン・フロンティアデザイン賞」を受賞し、2010年11月10日に東京ミッドタウン・Hall Aで開催された授賞式で同賞を授与されました。
グッドデザイン・フロンティアデザイン賞は、近未来の生活を示唆する「まだ実現されていないものごと」を、持続可能な社会の実現という視点から評価し推奨する新しい賞で、2009年度に創設されました。
受賞対象名:
フレキシブルCIGS太陽電池
[高性能な集積型フレキシブルCIGS太陽電池モジュールの研究開発]
受賞対象の概要:
軽く、曲げることも可能な高性能太陽電池です。光電変換層には従来のシリコン系材料ではなく、わずか2ミクロンのCIGS化合物という薄膜太陽電池材料を使用しています。黒一色の落ち着いた色彩は様々なシーンに調和します。1枚のシート基板上に複数の電池が集積された構造になっており、高い電圧を取り出すこともできます。耐荷重制限のため従来の太陽電池パネルが設置できない場所への導入や曲面への設置、またモバイル用途への応用など、今まで以上に太陽光発電が身近に感じられる環境の実現を目指します。実用化に向けて更なる高性能化や大面積化、低コスト化に向けた研究開発を行っています。
プレスリリース: フレキシブルCIGS太陽電池サブモジュールで世界最高の光電変換効率を達成
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フレキシブルCIGS太陽電池
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