産総研:ニュース

お知らせ記事2024/10/11

「立命館・産総研 ライフセントリックデザイン ブリッジ・イノベーション・ラボラトリ」の整備・運営に関する覚書を締結
-「ここちよさ」を新たな付加価値としたものづくりを支援-

ポイント

  • 地域のニーズを踏まえ、産総研と立命館とが協力して研究を実施し、滋賀県内のものづくり産業に成果を還元し、地域経済の活性化を目指す
  • 「ここちよさ」を付加したものづくりとその評価に関する研究開発と事業化を支援
  • 産総研による第三弾のブリッジ・イノベーション・ラボラトリ(BIL)を整備
 

国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 石村 和彦】(以下「産総研」という)、及び学校法人立命館【理事長 森島 朋三】(以下「立命館」という)は、2021年5月11日に締結した「連携及び協力に関する協定書」に基づき、地域企業の新産業創出、地域経済活性化及び地域社会課題の解決を目指し、その実現に必要な研究開発を共同で行うことに合意し、「ライフセントリックデザインに関する研究開発に係る連携体制の整備・運営に関する覚書」を2024年10月11日に締結いたしました。

企業ニーズを核として、産総研と立命館が持つ研究シーズを用いた共同研究を実施する連携体制(「立命館・産総研 ライフセントリックデザイン ブリッジ・イノベーション・ラボラトリ(以下「Lcede-BIL」という)」)を整備し、立命館大学びわこ・くさつキャンパスのある滋賀県や草津市を主な対象エリアとして企業ニーズや地域社会課題を吸い上げるとともに、産総研と立命館が連携して研究開発を実施し、その成果の橋渡しを通じて地域企業の事業化⽀援による新産業創出、地域経済活性化及び地域社会課題の解決を⽬指します。

ライフセントリックデザインとは、複雑化する⽣活者の意識に視点をおき、⼈の⽣活の価値を高める製品・サービスを創出することであり、産総研が持つ材料開発等の強みと立命館が持つ感性評価等の強みを融合したLcede-BILが、「ここちよさ」を新たな付加価値としたものづくりを支援していきます。また、感性工学に基づいて、様々な製品の部素材の「ここちよさ」を定量的に計測・評価する研究開発に取り組んでいきます。

 

本件問い合わせ先

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
ブランディング・広報部 報道室
E-mail:hodo-ml*aist.go.jp(*を@に変更して使用してください。)