国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)材料・化学領域【理事・領域長 村山 宣光】は、2020年1月29日(水)~1月31日(金)に東京ビッグサイト(東京都江東区)西1・2ホールで開かれる「nano tech 2020 第19回 国際ナノテクノロジー総合展・技術会議」(以下「nano tech 2020」という)に、産総研ブースを出展し、研究成果を展示します。
次世代の産業を創出する素材開発の最先端技術を中心に、産総研の最新のナノテクノロジー材料・デバイス関連の研究成果を24件と、特別展示として、外部の環境変化や刺激に応答して機能を可変できる素材(SMART + ACTIVE = "SMACTIVE")について、【豊かなくらしを支える未来材料「SMACTIVEマテリアル」】と題して、コンセプト及び研究例を10件紹介します。
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産総研ブースの全体イメージ |
nano tech 2020は世界各国から企業・団体が参加する、世界最大級のナノテクノロジーに関する展示会であり、産総研は、第1回から継続的な取り組みとして大規模出展を行ってきました。本年度は、材料・化学領域の研究紹介を中心に、研究成果を直接的に産業界へアピールする技術マーケティングの手段として積極的に活用します。また、日々研究に従事している専門性の高い研究者が試作品を会場に持ち込み、産業界にアピールし、技術シーズの「橋渡し」や連携研究開発を加速させることを目的とします。
特別展示【豊かなくらしを支える未来材料「SMACTIVEマテリアル」】を中心に、以下の6テーマに大別し合計34件の展示を行います(表1)。
- 【特別展示】 豊かなくらしを支える未来材料「SMACTIVEマテリアル」 (10件)
- 材料イノベーション (11件)
- 計測イノベーション (1件)
- デバイスイノベーション (5件)
- プロセスイノベーション (4件)
- 連携イノベーション (3件)
パネル展示による紹介に加えて、試作品の展示やデモンストレーション、各種パンフレットの配布を行います。
※1 冠ラボ:企業のニーズに特化した研究開発を実施すると共に、研究成果の事業化・産業化に強いコミットメントを示す企業と密接な連携を図るため、パートナー企業名を冠して産総研内に設置した連携研究室のこと[参照元へ戻る]
※2 OIL:オープンイノベーションラボラトリの略称で、大学等の基礎研究と、産総研の目的基礎研究・応用技術開発を融合し、産業界へ技術の「橋渡し」を推進するために、大学等のキャンパス内に設置した産学官連携研究拠点のこと[参照元へ戻る]
展示会当日の産総研ブースでは、実際に各テーマの研究開発を行っている研究者がパネルや展示品を用いてご説明させていただきます。また、技術相談用のスペースも設けており、出展テーマの詳細や共同研究についてのご相談もできます。