国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)と一般財団法人日本規格協会【理事長 揖斐 敏夫】(以下「JSA」という)とは、両機関における標準化活動に関してさらなる連携及び協力を行うための包括協定を令和元年11月6日に締結しました。
本協定を通じて産総研とJSAは、認定産業標準作成機関としてのJSAにおける規格開発に関する専門知識や産総研の技術的資源を総合的に活かし、国際市場を見据えた標準化活動を連携して実施していくことで、わが国の産業標準化及び国際標準化の推進に寄与します。
|
左:JSA 揖斐理事長、右:産総研 中鉢理事長 |
標準化は、社会的課題の解決を促進し、わが国産業の国際競争力を強化していく上で大きな役割を担っています。本年7月には工業標準化法の一部改正によって産業標準化法が施行され、日本産業規格(以下「JIS」という)制定の民間主導による迅速化や国際標準化の促進が規定されました。また、国立研究開発法人、事業者などは、産業標準化又は国際標準化に関する活動に主体的に取り組むこと、及び、相互に連携を図りながら協力することが盛り込まれました。
産総研とJSAは、法改正の趣旨を踏まえ、わが国の標準化活動をより一層推進するために包括協定を締結することとなりました。