NEDOと産業技術総合研究所、(株)ABEJAは、(株)丸井グループと共同で、9月14日から9月16日まで、有楽町マルイにて「AIタッチラリー」実証実験を実施します。
本実証実験では、店舗に来店した顧客に非接触型通信機能(NFC)が組み込まれたリストバンドを配布し、顧客が各テナントの入り口に設置されたNFC機器にタッチすることで、店舗内の顧客の回遊行動を記録するほか、各テナントを訪れた際の感情を、顧客自身で入力します。これによって記録した回遊行動と感情を、人工知能(AI)技術の確率モデリング技術によって分析することで、新たな顧客セグメントの分析を実現します。
今後は、本実験で得られた顧客の行動と感情を分析して、顧客の満足度を向上させる店舗運営・経営施策などの提言が可能なAI技術を開発するとともに、開発したAI技術の実証を目指します。
国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発研究機構(NEDO)と国立研究開発法人産業技術総合研究所、株式会社ABEJAは、人工知能(AI)技術の社会実装の実現に向けた研究開発事業※1を昨年度に開始しています。
NEDOと産業技術総合研究所、(株)ABEJAは、株式会社丸井グループと共同で、9月14日から9月16日まで、有楽町マルイにて、「AIタッチラリー」実証実験を実施します。
「AIタッチラリー」実証実験では、店舗に来店した顧客に非接触型通信機能(NFC)が組み込まれたリストバンドを配布し、顧客が各テナントの入り口に設置されたNFC機器にタッチすることで、店舗内の顧客の回遊行動を記録します。また、各テナントを訪れた際の感情(”すごい”や”面白い”など)を、顧客自身で投影式タッチスクリーンに入力します。これによって記録した回遊行動と時間と場所に同期した感情を、産業技術総合研究所がNEDO事業※2で開発したAI技術の確率モデリング技術※3によって分析することで、行動と気分の異質性に基づく新たな顧客セグメントの分析を実現します。
具体的には、店舗のテナントや店舗内で開催されるイベントが、顧客の購買行動や満足度に与える影響を評価するにあたって、どの様なテナントを体験し、その時にどの様な感情を持ったかという反応の違いでテナントと参加者が分類されます。また、参加者がどのテナントを体験するとどんな気分になるか、ある気分になるにはどのようなテナントに行くと良いか、などのより詳細な分析、予測やナビゲーションなどが可能となります。
一通り体験して回ったのちには、自身の回遊をデジタルサイネージ上の電子マップによって振り返ることが出来る場所もあり、そこでは自分が関心を持っている領域を改めて知るきっかけにもなり、結果として参加者に対するSDGsなどの社会課題解決への啓発効果も期待されます。
今後は、本実験で得られた顧客の行動と感情を分析して、顧客の満足度を向上させる店舗運営・経営施策などの提言が可能なAI技術を開発するとともに、開発したAI技術の実証を目指します。
日時:9月14日(土曜)11時00分~21時00分、9月15日(日曜)10時30分~21時00分、9月16日(月曜・祝日)10時30分~20時30分
会場:有楽町マルイ(東京都千代田区有楽町2丁目7-1)
同日有楽町マルイで開催されているインクルージョンフェス※4内で開催。
参加予定者数:1日あたり1,000名まで