独立行政法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)は、自立的に年間を通して産総研の研究開発プロジェクトの業務に従事できる、優れた研究開発能力を持つ大学院生を雇用する新たな制度「産総研リサーチアシスタント制度」を創設した。平成26年4月1日からの運用開始に向けて、2月下旬から募集を開始する。この制度により、優秀な大学院生が経済的な不安を抱くことなく学位取得のための研究活動に専念できるとともに、産総研で実施している社会ニーズの高い研究開発への参画を通じて、実社会での研究開発に必要とされる高度な研究実施能力や計画立案能力を涵養できる。産総研は、研究開発体制の充実強化および研究開発の一層の推進を図ることができる。
産総研が、優秀な大学院生を産総研リサーチアシスタントとして雇用する。本制度は平成26年4月1日から運用を開始する。
産総研リサーチアシスタントは、全国10ケ所の産総研の研究拠点で実施されている国の研究開発プロジェクトやつくばイノベーションアリーナナノテクノロジー拠点(TIA-nano)における企業との共同研究プロジェクトなどに参画するとともに、その研究成果を学位論文にも活用できる。これらの社会ニーズの高い研究開発に参画することにより、実社会で必要とされる研究開発において、高度な研究実施能力や計画立案能力を涵養できる。
産総研は、この制度により、研究開発体制の充実強化および研究開発の一層の推進を図る。また、平成26年4月に郡山市に開所予定の福島再生可能エネルギー研究所においては、本制度などを活用して、被災地の復興・再生を担うことが期待されている再生可能エネルギー産業で活躍できる人材の育成を行う。
産総研リサーチアシスタントの募集は、産総研ホームページへの掲載と連携大学院制度を導入している大学への案内によって、2月下旬から開始する。