産業技術総合研究所では、研究所全体において環境マネジメントシステムに関する国際規格ISO14001の認証取得を目指していますが、すでに取得しているつくば東事業所、中部センターに続き、このたび四国センターが同認証を取得いたしました。
独立行政法人産業技術総合研究所【理事長 吉川 弘之】（以下「産総研」という）四国センター【所長 一條 久夫】は、平成１６年１月２３日（金）に環境マネジメントシステムに関する国際規格ISO14001（以下「ISO14001」という）についてKHK－ISO審査センター（高圧ガス保安協会）の審査を受け、認証取得しました。産総研は、吉川理事長のもと「持続可能な循環型社会の実現に向けて」を旗印に、研究所全体においてISO14001の認証取得を目指しており、工業技術院時代に取得しているつくば東事業所（旧機械技術研究所）、昨年１０月に認証取得した中部センターに続き、今回、四国センターが認証を取得しました。
産総研四国センターは、平成６年７月に香川県が空港跡地に進めていた「香川インテリジェントパーク」に、新築移転しました。周囲を県や民間企業の研究所に囲まれた環境の中で、海洋に存在する有機・無機資源を有効に活用する技術開発や健康で長寿命の社会実現のための予防診断技術創生を目指した研究を進めています。これらの研究開発は、環境と調和して実行することが重要であり、今回のISO14001の認証取得を契機に、更に地球環境と調和する技術開発を念頭に研究開発活動を進めて参ります。
２１世紀を迎えた今日、資源・エネルギーの枯渇や地球規模の環境問題など人類に共通する諸問題を解決しつつ、社会の持続的な発展を図ることが強く望まれています。産総研では、地球環境の保全と人類の健康安全に資する研究を推進し、環境と調和し持続的発展の可能な社会の実現に向けて、体系的かつ総合的に研究開発を行っています。特に「持続可能な循環型社会の実現に向けて」を旗印に、環境保全に資する研究課題を積極的に提案・実施し優れた成果を広く普及することに尽力しています。更に、業務を遂行するにあたって、研究所全体においてISO14001の認証取得を目指しています。
産総研四国センターは、平成６年７月に香川県が空港跡地に進めていた「香川インテリジェントパーク」に新築移転し、海洋に存在する有機・無機資源を有効に活用する技術開発を進めてきました。平成１４年１０月、健康で長寿命の社会実現のための予防診断技術創生を目指した単一分子生体ナノ計測研究ラボの立ち上げに当たり、地球環境と調和する技術開発を念頭に研究開発活動を進めるべくISO14001の認証取得を目指し、環境マネジメントシステムの試験運用をおこなってきました。この度、この環境マネジメントシステムについて、ISO14001の審査登録機関であるKHK－ISO審査センターの審査評価委員会の審査を受け、平成１６年１月２３日（金）付けで新規登録されました。
産総研四国センター（香川県高松市林町２２１７番１４）における「分離吸着材料、環境調和プラスチック、海洋環境材料、水中加工自動化技術、単一分子生体ナノ計測等の開発・研究並びに四国における産学官連携の推進」を対象にしております。
研究開発は、環境と調和して実行することが重要です。四国センターは、ISO14001の認証取得を契機として、今後更に、 地球環境の保全と人類の健康安全に資する研究を推進するとともに、開発する技術が常に地球環境と調和するものであることを念頭において研究開発活動を行います。