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お知らせ記事2025/02/06

産総研とIntel、MOU締結でシリコン量子コンピュータの産業化に向けた連携を強化

2025年2月3日、産業技術総合研究所(産総研)は、量子技術の産業化に向けた連携を強化するための研究協力覚書(MOU)をIntel Corporation(Intel)と締結しました。

この連携により、量子・AI融合技術ビジネス開発グローバル研究センター(G-QuAT)の評価テストベッドやデバイス製造機能と、Intelの最先端半導体プロセスを融合・連携させ、2030年前半までに産業利用可能なレベルの数万量子ビットのシステムの実現を目指します。具体的には、シリコン量子コンピュータのシステム化に必要な部素材の評価と最適化、実装技術の開発、大規模量子コンピュータのための冷凍機技術の開発、量子ビットの集積化、量子ビット制御用クライオエレクトロニクスの開発など、さまざまな技術的側面で連携していきます。

両機関の協力体制が強化されることで、大規模で実用的な量子コンピュータの普及が加速し、新たな技術的展開や市場の創出が期待されます。

 

本件問い合わせ先

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
ブランディング・広報部 報道室
E-mail:hodo-ml*aist.go.jp(*を@に変更して使用してください。)