2024年5月10日、産業技術総合研究所(産総研)とInternational Business Machines Corporation(IBM)は、量子技術の産業化に向けた連携の強化に向けた研究協力覚書(MOU)を締結しました。量子コンピュータに係る部品・装置等の業界を活性化させるために、産総研とIBMが協力して、次世代機量子コンピュータとそのサプライチェーンの開発を推進します。IBMは将来の量子コンピューティング・システム開発のために部品や装置等の調達について日本の業界の関与を期待しており、この取り組みを通じて、産総研と協力してサプライヤーの育成も推進します。また、産総研とIBMは、量子コンピューティングを産業界での利用を促進することで、日本における量子産業の成長を加速させることができると考えており、ビジネスにおける価値創出に焦点を当てた実用事例開発のための大規模なコミュニティーを育成に貢献します。
今後ますます需要が高まる量子技術の産業化の取り組みにおいて、両機関の協力体制が強化されることにより、次世代機の開発やサプライチェーンの構築、さらには実用事例開発による市場創出を推進していきます。
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
ブランディング・広報部 報道室
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