国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)は、NEDO(国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構)の事業「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)第3期」に国立大学法人東海国立大学機構名古屋大学と共同提案を行い、採択されました。
本研究開発は研究代表機関の名古屋大学と東邦ホールディングスー産総研ユニバーサルメディカルアクセス社会実装技術連携研究ラボが中心となり、高齢化や人口減少に直面する地域の活性化を目指し、グローバル社会に包摂された地域コミュニティー基盤のための枠組みを構築し、地域のさまざまな課題に取り組み、解決を目指します。地域にひもづいた「新たな働き場所」として地域に「メタワーク拠点」を構築します。「メタワーク拠点」とは、メタバースを介して行う仕事(以下、メタワークと呼ぶ)を地域コミュニティーで支える場所を指し、グローバルで広がる多様な仕事に、ローカル拠点で就業可能にする枠組みを提供します。本研究開発では、メタワークの実用化を通じて「メタバース環境の新たな経済圏」の実現を目指し、メタバースと実世界を接続する枠組みを「グローカルインターバース基盤」として具現化します。
なお、当連携研究ラボでは、ロボット遠隔操作での導入検証を実施可能な東邦ホールディングスの物流センターにて作業の遠隔操作実現を目指し、メタワーク作業現場の環境構築に向けた研究を実施いたします。
採択された事業を通して、地域活性化のためのグローカルインターバース基盤の研究開発を目指してまいります。
国立研究開発法人 産業技術総合研究所
ブランディング・広報部 報道室
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