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お知らせ記事2023/12/08

若手人材によるディープテック研究開発「覚醒プロジェクト」の採択者決定!

ポイント

  • AI技術やバイオインフォマティクスを活用し、社会課題解決に挑む独創的な研究開発を実施
  • 大学院生などによる11件の研究テーマを採択
  • 12月よりプロジェクトマネージャーの指導に沿って研究開発を開始

概要図

「覚醒プロジェクト」の公式ウェブサイト(https://kakusei.aist.go.jp

概要

国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下、「産総研」という)では、「ディープテック分野の高度研究人材」を支援・育成する事業として、「覚醒プロジェクト」を創設しました。

本年度は、AI技術やバイオインフォマティクスを活用して社会課題解決を目指す研究開発テーマを募集し、プロジェクトマネージャー(PM)等による厳正な審査の結果、先進的で独創的な11件(総数18名)の研究開発テーマを採択しました。

採択されたテーマの研究実施者は、担当PM、スーパーバイザー(SV)の伴走支援を受けながら、2024年7月末まで研究を推進します。

 

【採択された研究テーマ、研究実施者、担当PM】

研究実施者 所属 研究テーマ 担当PM
大村 拓登 東京大学大学院 タンパク質の高精度シミュレーションに向けた、大規模データセットの作成と量子化学的性質を反映した機械学習モデルの開発 瀬々 潤PM
助田 一晟
澤野 晋之介
東京大学大学院 JMed-LMM:医療分野における大規模マルチモーダルモデルの開発
中里 朋楓 東京大学大学院 透明性向上のための偽情報や誤情報の流通メカニズムや影響に関する実証研究 大西 正輝SV/PM
小島 駿 東京大学大学院 セマンティック・セキュアな通信プロトコル設計 金崎 朝子PM
野﨑 雄斗
大嶽 匡俊
加藤 大地
廣岡 聖司
東京大学大学院 日本語の世界観を崩さないアニメの自動吹き替え
笹崎 海利
松井 智一
奈良先端科学技術大学院大学 行動認識に向けた発話による宅内マイクロ行動クラス表現の検討 井本 桂右PM
藤村 拓弥 名古屋大学大学院 精度と安定性を両立した異常音検知手法の開発
塩原 楓 東京大学大学院 動画と自然言語を繋ぐ基盤モデルの創成 牛久 祥孝PM
藤井 亮宏 東京大学大学院 深層学習を使った条件付き逆問題解法によるマテリアル開発で、カーボンニュートラル社会の早期実現を目指す
染谷 大河
スコット アトム
東京大学大学院
名古屋大学大学院
マルチエージェント移動・行動系列が入力可能な大規模マルチモーダルモデルの開発 谷中 瞳PM
中田 亘
関 健太郎
東京大学大学院 音声対話システムにおける表現力豊かな音声合成のためのデータセット整備と大規模言語モデルの言語知識の活用
 

【SVとPM】

SV 松原 仁 (東京大学次世代知能科学研究センター・教授)
SV/PM 大西 正輝 (産業技術総合研究所 人工知能研究センター・社会知能研究チーム長)
PM 牛久 祥孝 (オムロンサイニックエックス株式会社・プリンシパルインベスティゲーター)
PM 瀬々 潤 (ヒューマノーム研究所・代表取締役社長)
PM 金崎 朝子 (東京工業大学 情報理工学院・准教授)
PM 谷中 瞳 (東京大学大学院 情報理工学系研究科・准教授(卓越研究員))
PM 井本 桂右 (同志社大学 理工学部・准教授)

詳細は、覚醒プロジェクトのサイト(https://kakusei.aist.go.jp)をご覧ください。

なお、本研究開発事業は、産総研が株式会社角川アスキー総合研究所に委託し、角川アスキー総合研究所が実施するものです。

 

用語説明

◆ディープテック
特定の自然科学分野での研究を通じて得られた科学的な発見に基づく技術であり、その事業化・社会実装を実現できれば、国や世界全体で解決すべき経済社会課題の解決など社会にインパクトを与えられるような潜在力のある技術。(経済産業省 産業技術環境局、「ディープテック・スタートアップ支援事業について」より引用) [参照元へ戻る]
 

本件問い合わせ先

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
ブランディング・広報部 報道室
E-mail:hodo-ml*aist.go.jp(*を@に変更して使用してください。)