産総研 - ニュース お知らせ

お知らせ記事2023/09/21

第5回RD20 国際会議 - カーボンニュートラルを目指し国際連携 -
会議とパネル展示、サイトビジットにG20各国・地域の国立研究所等のリーダーが参加

ポイント

  • 経済産業省が開催する「東京GXウィーク」の一環として、福島県郡山市で「第5回RD20」を開催。
  • 2022年の第4回会合で採択したリーダーズレコメンデーション(https://rd20.aist.go.jp/ja/rd20-3/)を実現するための具体的な方策を各研究機関長・代表が議論
  • 大企業や地元福島の企業、自治体、RD20研究機関の研究者など合計24のカーボンニュートラルに向けた取り組みをパネルにて紹介

RD20キービジュアル

RD20キービジュアル:円形で共同・連携を、様々なリボンで様々な研究者の思いを、
リボンのうねりで努力の重なりが未知なる答えを生み出すさまを表現

 

概要

国立研究開発法人 産業技術総合研究所(以下「産総研」という)は、2023年10月4日(水)~5日(木)に第5回「クリーンエネルギー技術に関するG20各国・地域の国立研究所等のリーダーによる国際会議(RD20; Research and Development 20 for Clean Energy Technologies)」を開催します。
現在、RD20公式ウェブサイト(https://rd20.aist.go.jp/ja/)にてオンライン参加登録を受付中です。
※登録した方には後日視聴URLをお送りしますので会議後から12月末まで動画の視聴ができます(講演者の判断により全部が事後視聴できない可能性もあります。)。

第5回RD20開催要項

日程 2023年10月4日(水)~5日(木)
    10月4日(水) テクニカルセッション・パネル展示
    10月5日(木) リーダーズセッション・パネル展示
※テクニカルセッション・リーダーズセッションは福島の会場からオンライン配信
主催 国立研究開発法人 産業技術総合研究所
共催 文部科学省、経済産業省、環境省、国立研究開発法人 新エネルギー・産業技術総合開発機構

  • テクニカルセッション
    午前中のプレナリーセッションと午後の3つのテーマのパラレルのセッションで構成されます。基調講演、13か国からの専門家による講演に加え、水素およびPVタスクフォースの活動報告が行われます。
    • エネルギー部門の脱炭素化とエネルギー変換に向けた水素技術の適用と影響
    • 太陽光発電の大規模装置の環境影響評価
    • CO2 有効利用- CCU の共有価値と統合テーマを中心に

    * 以下の研究機関の研究者が登壇予定です。
    INTI(アルゼンチン)、CSIRO(オーストラリア)、NRC(カナダ)、CNRS/Paris Dauphine、CNRS/ University of Strasbourg (フランス)、Fh-IEG(ドイツ)、TERI(インド)、BRIN(インドネシア)、CSIR(南アフリカ)、NREL、ANL (米国)、JRC(欧州連合)、産総研(日本)

  • リーダーズセッション

    基調講演とラウンドテーブル・ディスカッションで構成され、各研究機関リーダーの意見表明などRD20を通じた国際連携の具現化に向けた議論が行われます。会場には、15カ国・地域から18機関の各研究機関長・代表が参加し、2022年の第4回会合で採択したリーダーズレコメンデーションを実現するための具体的な方策を議論します。なお、以下の機関については実参加を予定しています。
    本セッションでは、産総研ゼロエミッション国際共同研究センター・研究センター長(フェロー)の吉野彰が基調講演を行うほか、産総研理事長の石村和彦がラウンドテーブル・ディスカッションの議長として、アクションプランの採択を目指します。

    * 以下の機関が実参加予定です。
    INTI(アルゼンチン)、CSIRO(オーストラリア)、NRC (カナダ)、DICP-CAS(中国)、CNRS、CEA (フランス)、Fh-ISE(ドイツ)、TERI(インド)、BRIN(インドネシア)、CINVESTAV(メキシコ)、KACARE (サウジアラビア)、CSIR(南アフリカ)、TUBITAK-MAM(トルコ)、NREL(米国)、JRC(欧州連合)、理化学研究所、NIMS、産総研(日本)

  • パネル展示
    会場(ホテルハマツ)では、10の日本企業、2つの地元自治体、3つの海外研究機関と産総研の研究者によるカーボンニュートラルへの32の取り組みをパネルで紹介します。
    • 日立製作所、清水建設、トヨタ自動車、三菱重工業、積水化学工業
    • チヨダ工業、三啓、愛三工業、石原産業、山王
    • 福島県、郡山市
    • フラウンホーファーISE(独)、NREL(米)、NZTC(英)、産総研(日)

※テクニカルセッションおよびリーダーズレコメンデーションはオンラインにて同時通訳で聴講いただけます。
※詳細はRD20公式ウェブサイト(https://rd20.aist.go.jp/ja/)でご確認ください。

RD20とは

カーボンニュートラルの実現に向け世界最先端の技術開発を行うG20各国・地域の主要な研究機関の連携強化によりイノベーション促進をめざした国際的な取り組みであり、2019年に開始されました。各国・地域のクリーンエネルギー技術に関連する研究開発や経験・ベストプラクティス・アイディアを交換する機会、また主要な研究機関間での国際共同研究の可能性を探る機会を参加者に提供しています。さらに、関連する産学官のステークホルダー間の新たなパートナーシップを深化・発展させています。

第5回RD20会議は、日本における再生可能エネルギーさきがけの地を目指している福島で開催されます。既に開始したイニシアティブである太陽光発電と水素のタスクフォース、フランスでのサマースクール、ギガトン水素ワークショップなどの国際的な連携活動に加え、G20各国・地域の国立研究所等のリーダーが当地に集結し、議論を通じて国際連携を加速し、成果を世界中に発信します。

参考情報

東京GXウィーク
https://www.meti.go.jp/policy/energy_environment/global_warming/roadmap/tokyo_gx_week/

  • RD20 参加機関
    • Instituto Nacional de Tecnología Industrial (INTI)、アルゼンチン
    • Commonwealth Scientific and Industrial Research Organization (CSIRO)、オーストラリア
    • Energy, Mining and Environment Research Centre, National Research Council Canada (NRC)、カナダ
    • Dalian Institute of Chemical Physics , Chinese Academy of Sciences(DICP-CAS)、中国
    • Centre national de la recherche scientifique (CNRS)、フランス
    • Alternative Energies and Atomic Energy Commission (CEA) 、フランス
    • Fraunhofer Institute for Solar Energy Systems(Fh-ISE)、ドイツ
    • The Energy and Resources Institute (TERI)、インド
    • National Research and Innovation Agency (BRIN)、インドネシア
    • Center for Research and Advanced Studies of the National Polytechnic Institute(CINVESTAV)、 メキシコ
    • King Abdullah City for Atomic and Renewable Energy(KACARE)、サウジアラビア
    • Council for Scientific and Industrial Research(CSIR)、南アフリカ
    • TUBITAK Marmara Research Center(TUBITAK-MAM)、トルコ
    • National Renewable Energy Laboratory (NREL)、米国
    • Joint Research Centre (JRC)、欧州連合
    • 国立研究開発法人 理化学研究所、日本
    • 国立研究開発法人 物質・材料研究機構、日本
    • 国立研究開発法人 産業技術総合研究所、日本

本件問い合わせ先

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
ゼロエミッション国際共同研究センター
E-mail:M-rd20secretariat-ml*aist.go.jp(*を@に変更して使用してください。)

機関情報

国立研究開発法人 産業技術総合研究所
https://www.aist.go.jp/
ブランディング・広報部 報道室
E-mail:hodo-ml*aist.go.jp(*を@に変更して使用してください。)