大規模施設でのイベントにおいては、観戦時の新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の感染リスクを把握し、低減することが重要です。
これまで、産業技術総合研究所(以下、産総研)は、スタジアムなどにおける観客の感染予防のための調査を進めてきました。
このたび、産総研は、政府による「ワクチン・検査パッケージ」に関する技術実証*において、10月23日(土)幕張メッセで開催されるイベントで観客のマスク着⽤率、ソーシャルディスタンス、会場内二酸化炭素濃度、会場内の歓声などを評価する調査研究を実施し、取得したデータなどから各種対策の効果を評価します。
なお、本調査は、地質調査総合センター 地圏資源環境研究部門地圏化学研究グループ、情報・人間工学領域 人工知能研究センター社会知能研究チーム、およびエネルギー・環境領域 安全科学研究部門リスク評価戦略グループの3領域の連携により実施します。
また、観客席を撮影するカメラ画像は、個人が特定できない程度の解像度で取得し、個人の特定はいたしません。音響センサーは、個々の音声ではなく喧騒の計測のために用い、個々の人の声についての音声認識や会話記録は行いません。得られた画像や音声などの情報は、本研究用途以外に使用することはありません。
*内閣官房「ワクチン接種が進む中における日常生活の回復に向けた特設サイト」
https://corona.go.jp/package/
調査手法については、こちらを参照ください:
https://www.aist.go.jp/aist_j/news/announce/au20211005.html
広報部報道室
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