直流電圧国家標準システム20181113008
ジョセフソン素子の冷却に機械式冷凍機(写真中央)を採用し、液体ヘリウムが不要な新しい国家標準システムの稼動を2015年から開始しました。安定供給や運用コスト削減に加え、測定時間短縮や範囲拡大などを実現しています。
電流の単位であるアンペアの新たな定義は電気素量が基準となりました。 これまでは、定められた力を及ぼし合う2本の直線導体を流れる電流として定義されていましたが、実用的には電圧(ジョセフソン効果)と抵抗(量子ホール効果)からオームの法則を用いた組立て量として実現されてきました。新たな定義により、単電子ポンプを用いた次世代の量子電流標準の実現も可能になるなど、微小電流計側の高精度化や新技術分野の開拓が期待されます。
画像サイズ |
2829×2328(3.69MB) |
整理番号 |
20181113008 |
領域 |
計量標準総合センター |
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