水の三重点セル20181113001
気体(水蒸気)、液体(水)、固体(氷)が同時に存在する三重点を実現する容器です。清浄したガラス容器内に、高純度の水を封入しています。容器の中心軸上には、温度計を挿入するためのガラス管を備えています。そのガラス管の内部を冷却することで水の一部を固化させて、三重点を実現しています。
熱力学温度の単位であるケルビンは、これまで水の三重点温度の1/273.16と定義(水の三重点温度を厳密に273.16ケルビンと規定)されていました。三重点(気体、液体、固体が同時に存在する状態)では温度と圧力が1点に定まります。定義改定後は、ボルツマン定数という基礎物理定数の値を厳密に規定する、より普遍的な定義となりました。水の三重点温度から離れた低温、高温での精密測定への貢献が期待されます。
画像サイズ |
1235×2863(2.05MB) |
整理番号 |
20181113001 |
領域 |
計量標準総合センター |
写真の使用について
上記画像は解像度を下げて表示しています。同画像の高解像度版(画像横にサイズを記載)の使用を希望される場合は、ご利用条件をご確認の上、総合問い合わせフォームより、「産総研ウェブページに掲載されている著作物の使用申請」を選択してお問い合わせください。