産総研:フォトアーカイブ 情報・人間工学

パロ20160609003

 アザラシ型ロボット「パロ」を開発し、ペットに替わるロボット・セラピーの効果を検証しました。ペットロボットの開発を始めてから約10年後の2004年、産総研技術移転ベンチャーである株式会社知能システムが「パロ」を商品化しました。

 国内外の福祉施設や病院で実証研究を行ったところ、うつ状態の改善、ストレスの低減、高齢者同士や介護者との会話の増加など、心理的、生理的、社会的な改善効果が確認されました。社会の高齢化が進み、ペットを飼うことによるアニマル・セラピー効果が高齢者のQOL(生活の質)の向上につながるとして注目されている中、これまで日本と欧米を中心に、約30カ国以上で約3,000体以上が活用されてきました。世界で最もセラピー効果がある医療機器と認定されギネスブックにも掲載されました。東日本大震災後は、避難所や仮設住宅で“心のケア”に一役買っています。

パロ
画像サイズ 2848×2868(3.26MB)
整理番号 20160609003
領域 情報・人間工学領域

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