ニューロコミュニケーター20160620005
意思伝達機能に重度の障害をもつ人が、他者と円滑なコミュニケーションをとれるように、頭皮上の脳波を測定し、脳内意思を解読して意思伝達を行うシステムを開発しました。
このシステムは超小型のモバイル脳波計、高速・高精度の脳内意思解読アルゴリズム、効率的な意思伝達支援メニューを統合したもので、その組み合わせにより、低コスト、優れた操作性、非侵襲(体を傷つけない)の計測といった特徴を兼ね備える装置を試作しました。意思の伝達は、分身として設定されたアバターが画面上でしゃべるといった、使いやすい、相手にも分かりやすい仕組みにすることで、より自然なコミュニケーションを可能としています。
筋萎縮性側索硬化症(ALS)などの疾患により話すことや書くことで意思を伝えることが困難となった人のQOL(生活の質)向上につながるものとして期待されています。
画像サイズ |
769×577(0.98MB) |
整理番号 |
20160620005 |
領域 |
情報・人間工学領域 |
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