即時性と持続性をもつ抗ウイルスコーティングを作製する技術を開発
産総研が開発したコーティング技術であるエアロゾルデポジション(AD)法によって基材の表面にアルミナ製のナノサイズの多孔質膜を作製し、この膜に新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)と同種のウイルスに効果がある薬剤を含浸させた。ウイルスの不活性化率は、24 時間後で99.997%以上、2時間後では99.98%以上となり、本コーティングは顕著な抗ウイルス効果を示した。さらに、ステンレス、ガラス、樹脂など多様な基材の表面に常温で肌触りの良い抗ウイルスコーティングの作製が可能である。