実際の臓器と同じように主血管と毛細血管を作る方法を開発
臓器の機能を担う実質細胞、血管の元になる血管内皮細胞、血管の形成を助ける間葉系幹細胞を培養皿で増やした後、コラーゲンと混ぜて培養デバイスに流し込んで3次元組織を作った。この3次元組織にトンネルを作り、そこに培養デバイスの流路から血管内皮細胞を流し込んだ。そのまま2時間程度培養することで、トンネルの壁を覆うように血管内皮細胞を接着させて主血管とした。その後、培養液を灌流しながら培養することで、主血管の周りの血管内皮細胞の活動を促進して毛細血管を作らせた。