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ホーム > 研究成果検索 > 研究ハイライト 2016年熊本地震の緊急調査を実施、成果を公表
2016年4月に発生した熊本地震に関連し、地表地震断層の把握と益城町における地盤増幅特性を明らかにするための緊急調査を行った。
熊本地震の発生直後から、地表地震断層の出現状況の把握を目的とした緊急調査を実施した。調査の結果、布田川断層帯の約28km、および日奈久断層帯の北端約6kmに渡る地表地震断層を確認した。地表地震断層の分布と変位量、変状の様子といった調査結果はウェブサイトに迅速に公開され国の地震評価にも用いられた。緊急調査後には、被害の大きかった益城町周辺の地盤特性の調査や日奈久断層帯における大地震のリスク評価のための活動履歴調査を実施し迅速に公表するなど、熊本地震関連の調査を継続して実施した。
自然災害に強い国づくりのため、また広く社会ニーズに応える地震・火山災害のリスク評価など災害リスク軽減に資する地質の評価を実施している。大地震発生時には速やかに緊急調査を実施し、地表地震断層など地震に関連する地質・地形情報や被害地域の地盤増幅特性について公表してきた。得られたデータは既存の研究成果とともにウェブ上に公開してきたほか、「活断層データベース」や「地質図Navi」を用いて公開し、地質情報の利活用の促進を図っている。
政府地震調査研究推進本部による熊本地震の正式な評価結果として使われ、その後の様々な調査研究や、国・自治体等の復旧工事などの基礎データとして使用される。
地震災害予測研究グループ 主任研究員 吉見 雅行(よしみ まさゆき)(左)、活断層評価研究グループ 研究員 白濱 吉起(しらはま よしき)(右)
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