つくばセンター > 2018年産総研つくばセンター一般公開開催のご案内 > サイエンストーク
最先端技術のトークと研究現場のミニ見学ツアー!
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事前予約の受付は先着順です。
【事前予約受付期間】
7/19(木)15:00 をもちまして事前予約の受付を終了いたしました。
講師:人間情報研究部門 中村 則雄
バーチャルリアリズム - そこにあるはずのないものを、さながら現実のように感じさせるこの技術は、視覚、聴覚、そしてついに触覚でも実現されました。平面なタッチパネルで凸凹したスイッチのような押込み感覚、何もない空間で押されたり引かれたり様々な力の感覚が感じられる・・・脳科学とAI/機械学習で実現された、世界初の産総研発明「3D触力覚技術」は、ゲームをよりリアルなものにしたり、より効果的なトレーニング、遠隔作業の操作性向上など、様々な分野への応用が期待されています。
※トーク50分+体感会30分
講師:工学計測標準研究部門 寺田 聡一
『長さ標準』の研究は“本当に正しい長さ”の実現です。長さの単位である1メートルは、「光が真空中を1秒間に進む距離」で定義されています。しかし普通は、この定義通りに長さを測ることはしません。なぜなら、それはとても難しいからです。世の中には、ものさしや巻尺など長さを測る道具は沢山あり、これらの道具を使って長さを測るのが普通です。では、それらの道具はどれくらい正しいのでしょうか?その答えは、「校正」を行うことで分かります。
トークでは、メートルの定義や光を使った測り方、そして、ものさしの校正についてお話しします。そのあと、長い長さ(=距離)を測る光波距離計を校正している『光学トンネル』を見学します。そこでは、長さを正確に測るレーザー干渉計も実際に触ってみましょう。
※トーク40分+見学30分
講師:創エネルギー研究部門 榊 浩司・室町 実大
エネルギー資源を持たない日本では、将来のエネルギー確保に向けた研究開発が進められています。日本近海に大量に存在する夢の国産エネルギー、メタンハイドレート。「燃える氷」として称して期待されるこの新しい資源も、回収の難しさから実用化が難しいとされてきましたが、大規模な実験から未来が見えてきました。また、水の電気分解でつくられる水素は燃料電池の燃料であり、その活用による温室効果ガスの排出削減が期待されています。この水素のコンパクトな貯蔵技術の一つに、水素吸蔵合金があります。これら技術に対する産総研の最新研究を紹介しながら、近未来のエネルギー事情に目を向けます。
※トーク30分+見学45分
講師:地質情報研究部門 利光 誠一
地中深くでの長い眠りを経て、遠い過去の世界を私たちに伝える「化石」。科学者から見れば、化石は過去の生物を知るための貴重な遺物に間違いありませんが、皆さんが感じるのと同じように、時間の旅へのロマンを駆り立てるものでもあるのです。地質の世界では、地質解釈にいろいろな情報を提供し、地球の歴史解明に大きな役割を果たす化石。今回は、地質標本館の化石を、見て・触って・太古の地球とそこに生きた生物たちに想いを馳せてみましょう。
※トーク50分+見学20分
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