2018年産総研つくばセンター一般公開
産総研つくばセンター一般公開は終了いたしました。たくさんのご来場ありがとうございました!!
ごあいさつ
夏休み初日の7月21日(土)に、「産総研つくばセンター一般公開」が開催されました。折からのたいへんな猛暑、「出足も遠のくのでは?」というスタッフの心配をよそに、9:30の開場時間前から多くの皆さんがお待ちになってくれました。皆さん「少しでも涼しいうちに」とお考えになったのか、例年に比べて午前中の来場が多かったような印象です。暑さのため、自家用車での来場が多かったのも致し方ないですね(ギリギリで駐車場はパンクせずにすみました)。16:00の終了までに、6,125名もの皆さんをお迎えすることができました(この来場者数は、過去最高です)。
毎年この時期に開催している「一般公開」は、“産総研は何を目指しているのか?“、“どのように世の中の役に立とうとしているのか?”、少しでも地域の皆さんのご理解を高めていただくための大切な機会と考えています。足を運んでくれる子供たち(そしてご家族も)は、不思議な実験や工作の体験や、普段は入れない研究施設を見学できるチャンスとして楽しみにしてくれているようです。
今年は「はかるがきわまる!」を特集しました。秋に定義改定が予定されている国際単位系(SI)について、講演と展示を行うとともに、ご家族で楽しんでいただける2つの特別企画「7つのSI基本単位を巡るスタンプラリー」と「重さあてゲーム」も用意して、大人も子供も、楽しみながら「単位と計測」を考えていただけたのではないでしょうか。
今年で6回目となる「高校理科系クラブの研究発表」も、近隣5校のブース展示があり、今年も、研究者顔負けの熱のこもった研究発表に、ブースの周りはいつも賑わっていました(特別講演のあとのステージトークセッションにも参加してくれました!)。
もちろん今年もちびっ子たちの大のお目当ては、工作や実験などのブース展示! 会場の割り振りに苦労するほどのテーマ数で、子供たちの期待に応えました。
主に高校生を対象とした「サイエンストーク」では、昨年に引き続き関連する研究施設のミニ見学会とセットで実施しました。参加してくれた高校生の中から将来研究者になってくれる人が出てくれたらと、楽しみにしています。
つくば市内のお店に出店協力いただいての「食べ物・飲み物」テント売店は、今年も来場者の皆さんに大好評をいただきました。
一般公開では、研究の紹介だけでなく、職員が休日や終業後に楽しんでいる趣味の活動も紹介しています。本格的なジャズ演奏や職員の作品展示を毎年楽しみにしている方もいらっしゃいます。これらをきっかけに近隣の皆さんが、研究所と研究者に親しみを持っていただければなによりです。
「楽しみながら科学技術への興味を高める」そんなイベントが、全国各地で行われています。産総研の一般公開は、双方向のコミュニケーションで、研究者自らが一般の方々にわかりやすく解説しながら接していくものです。来場される方に満足いただくのはもちろんですが、この貴重な時間は、スタッフひとりひとりが、自分たちと社会とのつながりを意識する大切な機会であり、またチームワークを確かめる場でもあるのです。
暑い夏を吹き飛ばすような、今年も賑やかな歓声と笑い声が会場を包みこんだ1日。
ご来場いただいたすべての皆さんに感謝いたします。
産総研の一般公開を、皆さんにもっと楽しんでいただけるイベントにできるよう、これからもスタッフ一同がんばっていきます。
【義援金のご報告】
「産総研つくばセンター一般公開」にて、平成30年7月豪雨災害により被害を受けられた方々を支援するための義援金募集活動を実施いたしました。
皆さまからお預かりした義援金が以下の通りとなりましたことをご報告させていただきます。
義援金の総額 27,912円
皆さまから寄せられた義援金は、7月24日(火)に日本赤十字社が行っております「平成30年7月豪雨災害義援金」へ全額を寄付させていただきました。
皆さまの温かいご支援、ご協力に感謝申し上げるとともに、被災地の一日も早い復興を心よりお祈り申し上げます。
プログラム
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世界の『はかる』のおおもと国際単位系は、今年2018年大きな節目を迎えます。私たちは今、『はかる』のおおもとが書きかわる歴史的な瞬間に立ち会おうとしています。
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関東平野と筑波山をテーマに地質講演①と特別展を開催。地質講演②では、厚紙模型を組み立てながら、日本列島が山国になった謎に迫ります。
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明治150年の節目に明治期の産総研の研究成果をイメージパネルで紹介します。
ほかにもチャレンジドチームの活動を紹介!
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産総研ではさまざまな研究を続けています。
サイエンス・スクエアは、産総研の研究と成果をわかりやすく紹介している「産業技術のショールーム」です。
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地質標本館には、鉱物や化石、岩石の標本がいっぱい。日本と世界の地質 、地震 、火山、資源などを表わした模型もたくさんあります。
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産総研の職員が、休日や仕事のあとなどに、趣味で楽しんでいる文化的な活動を紹介します。
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