ごあいさつ
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近所の小学生や中学生にとっては夏休み初日となる7月22日(土)に、「産総研つくばセンター一般公開」が開催されました。梅雨も明け、天気も快晴の下、一般公開開催を迎えることができました。9:30の開場時間から大勢の皆さんに来場いただき、16:00の終了までに、5,945名もの皆さんをお迎えすることができました。
毎年この時期に開催している「一般公開」、「産総研はどんな研究をやっているのか」「いったい何のために研究しているのか」など、地域の皆さんの疑問にお答えしご理解いただくための大切な機会と考えています。また、子供たちは、不思議な実験や工作を楽しんだり、普段は入れない研究施設を見学できるチャンスとして楽しみにしてくれているようです。
今年は、前身機関誕生から135年を記念したスタンプラリーや、人工知能に関する特別講演などを企画しました。
好評いただいている「高校理科系クラブの研究発表」。5回目となる今年も近隣5校の皆さんにブース展示をしていただきました。今年も、研究者顔負けの熱のこもった説明が繰り広げられ、ブースの周りはいつも人だかりができていました。
また、高校生を対象とした「サイエンストーク」では、昨年に引き続き関連する研究施設のミニ見学会とセットで実施しました。参加してくれた高校生の中から将来研究者が出てくることを期待しています。
つくば市内のお店に出店協力いただいての「食べ物・飲み物」テント売店は、今年も来場者の皆さんに大好評をいただきました。
一般公開では、研究の紹介だけでなく、職員が休日や終業後に楽しんでいる趣味の活動も紹介しています。本格的なジャズ演奏や職員の作品展示を毎年楽しみにしている方もいらっしゃいます。これらをきっかけに近隣の皆さんが、研究所と研究者に親しみを持っていただければなによりです。
「楽しみながら科学技術への興味を高める」そんなイベントが、全国各地で行われています。産総研の一般公開は、双方向のコミュニケーションで、研究者自らが一般の方々にわかりやすく解説しながら接していくものです。来場される方に満足いただくのはもちろんですが、スタッフひとりひとりが、自分たちと社会とのつながりを意識する時間でもあり、またチームワークを確かめる場にもなっています。
暑い夏が始まろうとする1日、今年も賑やかな歓声と笑い声で会場を包んでいただきました。ご来場いただいたすべての皆さんに感謝いたします。
産総研の一般公開を、皆さんにもっと楽しんでいただけるイベントにできるよう、これからもスタッフ一同がんばっていきます。