産総研九州センターは1月19日、那覇市内の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハにて、「沖縄発 健康イノベーションに貢献するライフテクノロジー」をテーマとして本格研究ワークショップを開催しました。
当日は地元産業界や大学、公設試、産業支援機関などから合計174名の方々が参加されました。
冒頭の挨拶で理事長は、今回のワークショップでは、医療の前段階の健康増進に向けた様々な取り組みが、健康寿命を延ばすだけでなく、新たな産業創出、雇用創出につながるとして、今後も益々成長すると予測される食と健康に関連する産業について知見を深め、今後の産業発展に向けた課題を捉えていただく機会となれば幸いと期待を表明しました。そして、地域の皆様から産総研に対するご意見・ご要望を直接お聴かせいただき、産総研の今後の取り組みに活かして行く場にしたいと述べ、来年度より実行する産総研の新たな中長期計画では、革新的な技術シーズの「橋渡し機能」を一層強化し、地域の産業界により積極的に利用していただけるよう取り組んでいく決意を表明しました。
ワークショップでは、アミノ酸に着目した大手企業の健康産業へのアプローチと沖縄の地域生物資源への期待に関する基調講演、ライフテクノロジーに関わる地元企業と産総研との連携事例の紹介、いわゆる「江別モデル」として全国的にも関心の高い北海道フードコンプレックスの取り組み事例の紹介等を行いました。総合討論においては、健康分野の産業化の課題と産総研の取り組み、これからの沖縄との連携について貴重なご意見を頂きました。
開催の様子
産総研理事長 中鉢良治
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産総研理事 瀬戸政宏
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<来賓挨拶>
沖縄県副知事
安慶田 光男 様
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<来賓挨拶>
内閣府沖縄総合事務局 局長
河合 正保 様
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プログラム