※公募は終了しました。
2014年10月9日
事業概要・採択結果
国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)は、政府の「東日本大震災からの復興の基本方針1」および「福島復興再生基本方針2」を受けて、再生可能エネルギーの技術開発から実証までを行う福島再生可能エネルギー研究所を福島県郡山市に平成26年4月1日に開所しました。
この研究拠点のミッションの一つとして、産業集積と復興への貢献を掲げており、「被災地企業のシーズ支援プログラム」は、東日本大震災の被災3県(福島、宮城、岩手)に所在する企業が開発した再生可能エネルギーに関連した企業シーズに対する技術支援を産総研が経費を負担して実施し、その成果の当該企業への移転を通じて、地域における新産業の創出を支援する事業です。
1 東日本大震災からの復興の基本方針:平成23年7月29日、東日本大震災復興対策本部決定
2 福島復興再生基本方針:平成24年7月13日、閣議決定
採択状況
平成26年度三次公募として、平成26年8月12日(火)~8月26日(火)までの期間、公募申請を受け付けました。申請いただいた7件について審査委員会にて厳正に審査を行い、平成26年10月9日、産総研が経費を負担して実施する技術支援課題として、申請のあった7件全てが選定されました。
なお、一次公募では平成26年1月6日(月)~1月31日(金)までの期間に公募申請を受け付け、4月11日に12件を技術支援課題として選定し、二次公募では平成26年4月11日(金)~5月23日(金)までの期間に公募申請を受け付け、8月12日に8件を技術支援課題として選定しました。一次、二次に三次公募の7件を加えて、平成26年度は全27件の課題を選定しました。(テーマの詳細については、下記の表を参照ください。)
採択テーマ一覧
分野 |
テーマ名 |
企業名 |
地域 |
太陽光発電分野 |
両面薄型ガラスで構成された太陽電池モジュール用取付け部材の開発 |
株式会社カナメ |
福島県喜多方市 |
波長変換化合物の特性向上と封止シートとしての性能評価 |
株式会社クレハ |
福島県いわき市 |
スピンエッチング装置用結晶シリコンウェハ表面処理液の開発 |
日本化成株式会社 |
福島県いわき市 |
地熱・地中熱分野 |
地下水間接利用型地中熱ヒートポンプの性能評価 |
サンポット株式会社 |
福島県郡山市 |
AE情報を活用したフラクチャー型地熱貯留層性能評価ソフトウェアの実用化支援 |
株式会社リナジス |
宮城県仙台市 |
被災地域の冬季におけるジオプロロードACシステムの実用性評価 |
工藤建設株式会社 |
岩手県奥州市 |
蓄エネルギー分野 |
スクロール膨張機を用いた太陽熱蒸気発電システムの性能評価 |
アネスト岩田株式会社 |
福島県矢吹町 |
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所
産学官連携推進室 被災地企業のシーズ支援事業担当
〒963-0298 福島県郡山市待池台2-2-9
電話:024-963-1805(FREA代表番号)※被災地企業のシーズ支援事業に関するお問い合わせである旨をお伝えください。
Email:fukuseihyo-ml*aist.go.jp(*を@に変えて送付してください)