※公募は終了しました。
2014年8月12日
事業概要・採択結果
国立研究開発法人 産業技術総合研究所【理事長 中鉢 良治】(以下「産総研」という)は、政府の「東日本大震災からの復興の基本方針1」および「福島復興再生基本方針2」を受けて、再生可能エネルギーの技術開発から実証までを行う福島再生可能エネルギー研究所を福島県郡山市に平成26年4月1日に開所しました。
この研究拠点のミッションの一つとして、産業集積と復興への貢献を掲げており、「被災地企業のシーズ支援プログラム」は、東日本大震災の被災3県(福島、宮城、岩手)に所在する企業が開発した再生可能エネルギーに関連した企業シーズに対する技術支援を産総研が経費を負担して実施し、その成果の当該企業への移転を通じて、地域における新産業の創出を支援する事業です。
1 東日本大震災からの復興の基本方針:平成23年7月29日、東日本大震災復興対策本部決定
2 福島復興再生基本方針:平成24年7月13日、閣議決定
採択状況
平成26年度二次公募として、平成26年4月11日(金)~5月23日(金)までの期間、公募申請を受け付けました。 申請いただいた案件について、公募要領に記載のとおり、最初に福島再生可能エネルギー研究所などの能力により対応が可能な課題であるかの確認を実施し、困難であることが確認された案件を除いた12件について審査委員会にて厳正に審査を行った結果、平成26年8月12日、産総研が経費を負担して実施する技術支援課題として8件が選定されました。なお、審査委員会に諮った残る4件についても、本事業とは別に産総研が対応可能な技術アドバイスなどを行う予定です。(テーマの詳細については、下記の表を参照ください。)
採択テーマ一覧
分野 |
テーマ名 |
企業名 |
地域 |
太陽光発電分野 |
新しい融雪型太陽電池モジュール、システムの開発 |
株式会社環境システムヤマノ |
福島県須賀川市 |
太陽電池ストリングの健全性確認検査装置の実証 |
日本カーネルシステム株式会社 |
福島県郡山市 |
太陽電池の性能低下防止装置の評価技術 |
元旦ビューティ工業株式会社 |
福島県本宮市 |
逆型有機薄膜太陽電池の耐久性・信頼性評価とその劣化メカニズムの解析 |
株式会社倉元製作所 |
宮城県栗原市 |
風力発電分野 |
長期強度信頼性に優れた風力発電分野向け太径ボルトの開発 |
東北ネヂ製造株式会社 |
福島県いわき市 |
蓄エネルギー分野 |
リン系イオン液体の高温熱媒体としての性能評価 |
日本化学工業株式会社 |
福島県三春町 |
水素ガス及び水素混合流体雰囲気中におけるベローズシールバルブの有効性評価 |
大野ベロー工業株式会社 |
福島県いわき市 |
再生可能エネルギー管理 |
太陽光発電利用の独立型防災サーバー |
株式会社イーダブリュエムファクトリー |
福島県南会津町 |
国立研究開発法人 産業技術総合研究所 福島再生可能エネルギー研究所
産学官連携推進室 被災地企業のシーズ支援事業担当
〒963-0298 福島県郡山市待池台2-2-9
電話:024-963-1805(FREA代表番号)※被災地企業のシーズ支援事業に関するお問い合わせである旨をお伝えください。
Email:fukuseihyo-ml*aist.go.jp(*を@に変えて送付してください)